個別銘柄の分析

ホンダ(7267)株価分析|ボックス圏を作る株への仕掛け方とは?

ホンダ(7267)の株価分析

 

まずは結論から。

▼ホンダ株まとめ▼

・業績安定の大型株

・配当は3カ月に1回

・2,500円~4,500円で推移

・仕掛けるにはもう遅い

 

それでは詳しく見ていきましょう。

ホンダの基礎知識

事業内容

・自動車シェア世界第7位。

・バイクは世界No.1の企業です。

超有名なので誰でも知っていますね。

今後は自動運転やEVなど次世代システムの開発に取り組んでいます。

 

ホンダの株価分析(現状)

株価の推移(チャート)

10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

10年チャートで見ると、ホンダ株は2,500~4,000円で推移する性質をもっていますね。

直近、株価は2,500円の支持線で反発して3,127円まで上昇しています。

今後数カ月の目標株価は前回高値の4,000円でしょうかね。

ココ(4,000円ライン)は抵抗線になるので株価が複雑に揉み合う可能性大ですね。

 

2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

時間軸を短くしてみると、25週移動平均線を完全に上抜けているのが分かります。

1年半に及ぶ下降トレンドが転換した可能性が高いですね。

(ホンダ狙いの)プロ投資家ならすでに仕込みが完了していると思います。

 

参考指標

株価:3,127円

PER:9.57倍

PBR:0.66倍

配当利回り:3.58%

自己資本比率:40.5%

ROE:7.53%

EPS:345.99円

*2019/11/27のデータ

指標的には「ちょい割安」

配当金も高め設定です。

財務状態は問題なしです。

 

売上高の推移

2015年:13兆3,280億円

2016年:14兆6,011億円

2017年:13兆9,992億円

2018年:15兆3,611億円

2019年:15兆8,886億円

売り上げは全体的に見て右肩上がり。

今後、売り上げが大幅UPするのは自動運転・EVにかかっていると言えますね。

 

当期利益の推移

2015年:5,094億円

2016年:3,445億円

2017年:6,165億円

2018年:1兆593億円

2019年:6,103億円

2018年に1兆円突破していますが、キープは難しかったようです。

同業他社のトヨタ自動車レベルにもう一歩ってカンジですね。

ただし、次世代シェア争い次第では構図が変わる可能性もあるので注目ですね。

 

ホンダの株主優待

配当同様に優待も3カ月ごとに権利月があります。

【必要株数:100株以上】

(3月末)鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎの優待券

(6月末)工場見学、レース招待、カレンダー

(9月末)オリジナル切手2枚(100株以上を3年以上継続保有)

(12月末)エンジョイホンダへの招待

*詳しくはホンダ公式HP参照

優待狙いの人はあまりいないと思いますが・・。

それではまとめに入ります。

 

ホンダ株まとめ:買い時?

投資長の見解:これから仕掛けるのは完全に遅い!

ホンダ株は2,500~4,500円で上下運動する性質(ボックス株)を持っています。

そこにきて現在株価3,127円はボックス圏の真ん中くらいの位置にいます。

 

そして、ボックス株への仕掛けで一番ダメなのが「ボックス圏の真ん中での仕掛け」です。これはリスクレワードが小さくなる最悪の仕掛け方です。

大型株は逆張りが基本なので、今回のホンダ株の場合は2,500円付近での逆張りが出来ていないと完全に不利です。

ここから買い仕掛けるのは止めた方が賢明でしょう。