個別銘柄の分析

ネットワンシステムズ(7518)株価分析|業績・チャートから今後を予想します。

IT社会を背景に株価加速!

ネットワンシステムズ(7518)の株価分析をします。

 

まずは結論から

▼ネットワンシステムズまとめ▼

・業績&財務状態◎

・株価指標(PER)△

・チャート(乖離率など)△

・短期の順張りなら可

・中長期投資は最悪の選択

結論からいうと(中・長期的には)今は買い時ではありません。

業績抜群で将来性もありますが、チャート的な問題(乖離率高すぎ)があります。

直近、2度あった投資チャンス(詳しくは後述)を逃したのであれば当分様子見が正解です。

それでは以下、詳しく見ていきましょう。

ネットワンシステムズの基礎知識

事業内容

情報インフラの構築&関連サービスを提供しています。

・インターネットクラウド

・セキュリティ

・IoT関連ビジネス

どれも現代社会に欠かせないものですね。

詳しくは公式動画(YouTube)で↓

新政権も社会のIT化を促進する流れですから、時代背景も追い風になっています。

この辺は今後のテーマになるので、少なくとも次の3つは理解しておきましょう。

・IT(情報技術)

・ICT(情報通信技術)

・IoT(モノのインターネット)

どれも聞いたことはあると思います。

具体的な適応事例は次の通りです。出典:NTT西日本

ITの力は今後ますます拡大していくでしょう。

 

ネットワンシステムズの株価分析(現状)

チャート分析(株価の推移)

10年チャート

出典:Yahoo!ファイナンス

ここ3年ほどで株価が急騰しています。

今後、社会のさらなるIT化が予想されるため株価も上がっている模様です。

後述しますが、実際に利益も爆伸びしています。

 

2年チャート

出典:Yahoo!ファイナンス

最近では2度ほど絶好のエントリーチャンス(中・長期)がありました。

*2年チャート(上図)の2020/2前後

・東芝子会社との架空取引騒動

・新型コロナウイルス騒動

いずれも株価2,000円を下回っていました。

長期投資を狙うのであれば、最後の投資チャンスでしたね。

 

参考指標

株価:4,755円

時価総額:3,504億円

PER:35.03倍

PBR:6.10倍

配当利回り:1.01%

【財務】

自己資本比率:50.5%

有利子負債:0

【その他指標】

ROE:16.1%

ROA:7.4%

*2020/9/20のデータ

・指標的には「割高」

PER・PBRから見ても株価は「割高」です。この水準の銘柄に長期投資するのは高いリスクを伴います。

・財務状態は健全

自己資本比率50%なら大丈夫でしょう。

有利子負債もなく、財務上は何の問題もありませんね。

 

売上高の推移

2016年:1,401億円

2017年:1,531億円

2018年:1,533億円

2019年:1,748億円

2020年:1,861億円

売り上げは順調に増加しています。

ただ、公式HPを見ると売上自体は何年も前からあったことが分かりますね。

出典:netone公式HP

つまり、最近になってようやく市場からの注目を集めたのです。

このように、株価は実際の業績と必ずしも連動しないことも押さえておきましょう。

 

当期利益の推移

2016年:10億円

2017年:35億円

2018年:44億円

2019年:43億円

2020年:101億円

2017年・2020年には(前年に比べ)利益が急騰しています。

安定した売り上げをベースにキッチリ収益化できており、業績も万全です。

 

まとめ:ネットワンシステムズの株価予想(今後)

投資長の見解

・順張りの短期投資なら可

・長期投資は見送り確定!

 

今後の見通し

株価続伸に賭けて短期の順張りなら(何度か勝負しても)悪くはないと思います。

しかし、中・長期投資は見送りがベスト!

この銘柄に関してはこれから参入しても完全に遅い状態です。

下落リスクが高いので、より安全性の高い別銘柄への投資が無難ですね。