富士フィルムHD(4901)の株価分析
まずは結論から
▼富士フィルム株まとめ▼
・アビガン報道で株価急騰
・超大型銘柄なので伸びは少ない
・空売りチャンスならあったが・・。
・今後、下降トレンド入りの可能性も・・。
それでは詳しく見ていきましょう。
Contents
富士フィルムHDの基礎知識
事業内容
出典:富士フィルム
写真・医療機器・医薬品・液晶フィルムなど、幅広い事業分野を展開しています。
傘下に「富士ゼロックス」などを持つ東証一部の超大企業です。
*時価総額も2兆5千億円と大きいので空売り候補となる銘柄ですね。
事業割合(セグメント)
ヘルスケア&マテリアル:43%
ドキュメント:41%
イメージング:16%
富士フィルムHDの株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
アベノミクス開始の2013年から株価は2.5倍以上の高い水準になっています。
長期で見ると(2013年から)高値を切り上げていますが、今回のコロナショックでトレンドが変わる可能性があります。
*大型銘柄は日経平均に連動しています。
まだ崩れてはいませんが、これから長期投資はありえないと思います。
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
ここ最近の上下動はチャンスでしたが、株価が大きく跳ね上がったのはアビガン報道によるものです。
*アビガンは新型コロナ肺炎の治療薬と目されている
上昇を取るのは難しかったと思いますが、空売りによる下げなら難易度は低めでした。
富士フィルムは時価総額の大きな超巨大銘柄なのでトライしてみてもOKでしたね。
ちなみに、現状は仕掛けるメリットが見当たらない状態です。
参考指標
株価:5,123円
PER:12.71倍
PBR:1.02倍
配当利回り:1.85%
自己資本比率:63.7%
ROE:5.31%
EPS:403.08円
*2020/4/26のデータ
指標面は問題なし
優良企業であり、指標面には何の問題もありません。
売上高の推移
2015年:2兆4,633億円
2016年:2兆4,603億円
2017年:2兆3,221億円
2018年:2兆4,333億円
2019年:2兆4,314億円
毎年安定した売り上げがあります。
当期利益の推移
2015年:1,109億円
2016年:1,164億円
2017年:1,315億円
2018年:1,406億円
2019年:1,381億円
利益も横ばいながら安定しています。
経営状態は安定していますね。
まとめ:富士フィルムHDの株価予想(今後)
投資長の見解
投資チャンスはもう去った。
すばらしい企業ですが、株価が落ち着いている現状では投資するメリットはありません。
*暴落or暴騰しているときこそ仕掛けのチャンス。
長期的に見ても日経平均が続伸する可能性は低いと思うので、大型銘柄への(長期)投資チャンスはないものと見ても良いでしょう。