資生堂(4911)の株価分析
まずは結論から
▼資生堂の株まとめ▼
・チャート〇
・指標△
・業績◎
・現在持ち合い状態
・買うならリスク管理必須
それでは詳しく見ていきましょう。
資生堂の基礎知識
事業内容
化粧品国内No.1
*世界的にも有名です。
事業割合(セグメント)
・日本:42%
・中国:17%
・アメリカ:12%
・ヨーロッパ:10%
・アジア:6%
・その他:12%
売り上げの約半分は海外ですね。
資生堂の株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
マクロ視点(10年チャート)では急上昇後の調整段階ですね。
大きく急騰(1年程で3,000円⇒9,000円)した分、それなりの調整期間が必要です。
ミクロ視点(2年チャート)で見ると調整の様子がよく分かりますよ↓
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
最高値の9,000円が抵抗線として機能していますね。
ただ、安値も切り上がっているので高値ブレイクの可能性も十分あります。
後は地合いや業績など、その他の要素も絡んできます。
参考指標
株価:7,814円
PER:39.76倍
PBR:6.36倍
配当利回り:0.77%
自己資本比率:44.4%
ROE:14.08%
EPS:153.74円
*2019/12/21のデータ
・指標的には「割高」
PER、PBRともに割高水準です。
下落リスクが高いことを肝に銘じる必要がありますね。
・財務、経営状態は問題なし
自己資本比率、ROE辺りはOKです。
売上高の推移
2015年:7,776億円
2016年:7,630億円
2017年:8,503億円
2018年:1兆50億円
2019年:1兆948億円
・売り上げは順調
売り上げが伸びている要因は次の3つ。
・インバウンド
・高価格帯商品
・越境EC
売上UPのためにはどれも重要な要素ですね。
知名度とともに化粧品市場で着実にシェアを伸ばしています。
当期利益の推移
2015年:336億円
2016年:232億円
2017年:321億円
2018年:227億円
2019年:614億円
実利益も飛躍的に伸びています。
業績はとても良好であることが分かりますね。
まとめ:資生堂の株価予想(今後)
投資長の見解
買うなら7,000~8,000円
ただし、リスク管理は必須!
今後の見通し
株価が9,000円を突破できれば大きく伸びる可能性があります。
しかし、逆にチャートが崩れてしまうと下落率も高いでしょう。
株価の将来は誰にも分からないので、もし買うのであればシビアなリスク管理で資金を守る必要があります。