個別銘柄の分析

サンバイオ(4592)株価分析|一撃必殺「新薬承認」なら株価10倍!?

サンバイオ(4592)の株価分析

 

まずは結論から

▼サンバイオ株まとめ▼

・現在暴落中

・業績:▲(赤字)

・指標:▲(割高)

・チャート:〇(乖離率大)

・新興バイオは夢があります!

それでは詳しく見ていきましょう。

サンバイオの基礎知識

事業内容

出典:サンバイオ

再生医療のバイオベンチャーです。

中枢神経系疾患の再生細胞薬を開発しています。

 

事業割合(セグメント)

・再生細胞:100%

再生細胞薬1本にかけています。

「SB623」、「SB618」、「SB308」の3種類をメインに研究しています。

投資家的には「伸るか反るかのバクチ」って感じですね。

 

サンバイオの株価分析(現状)

株価の推移(チャート)

10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

大幅に上下していますが、この原因は治験の失敗報道です。

バイオ銘柄はだいたい新薬期待で暴騰して治験失敗で暴落します。

*ただし、新薬が承認された場合は爆発的な売り上げが期待できます。

つい最近も「SB623」という外傷性脳損傷治療薬の承認申請が先送りになったことで暴落しています。

 

6ヵ月チャート出典:Yahoo!ファイナンス

新興市場のバイオ銘柄は悪材料で30~40%くらいは余裕で吹っ飛びます。

今回の下げはまだマシな方で、2019年1月の下げでは株価は一瞬で80%近く暴落しました。

信用買いを入れていた多くの人が追証地獄になってしまったようです。

*レバレッジは使うとロクなことが起きません。

 

参考指標

株価:2,578円

PER:–倍

PBR:10.58倍

配当利回り:0%

自己資本比率:63.5%

ROE:-60.16%

EPS:-60.17円

*2019/12/19のデータ

・指標的には「割高」

暴落して安くなった気がしますが、それでも指標は「割高」を示しています。

・財務状態は問題なし

意外と自己資本比率は高めです。

赤字企業なのでROE、EPSはマイナスを示しています。

まぁ、バイオベンチャーなのでこれくらいでOKです。

 

売上高の推移

2015年:32億円

2016年:11億円

2017年:9億円

2018年:5億円

2019年:7億円

売り上げ低迷

バイオベンチャーなので売り上げはこれくらいでOKでしょう。

あくまで目標は「新薬承認」ですから。

 

当期利益の推移

2015年:17億円

2016年:-10億円

2017年:-18億円

2018年:-39億円

2019年:-29億円

赤字拡大

バイオ銘柄は基本的に赤字です。

一撃必殺の「新薬承認」が出れば何も問題ありません。

機関投資家もそのことは重々承知です。

「新薬承認」さえ出ればほとんどの問題は解決します。

 

まとめ:サンバイオの株価予想(今後)

投資長の見解

一撃必殺狙いなら今が買い時!

 

今後の見通し

2019/12/19現在、サンバイオの25日移動平均線からの乖離率は-36.96

*暴落の理由は次の2つ

・日本で再生細胞薬の承認申請見送り

・北米における大日本住友製薬との共同開発契約の解消発表

連続ストップ安で株価はかなり安くなっています。

普通の銘柄なら(指標や業績を見ると)絶対に買いませんが、新興市場のバイオ銘柄は話が別です。

*思惑やちょっとした材料で株価が乱高下します。

「新薬承認」という夢を見たい方は暴落している今が絶好の買い時です。

逆に、堅実に資産運用したい方にはおすすめできませんね。

今後も株価は思惑や材料で乱高下することが予想されます。