ライザップ(2928)の株価分析
3秒で分かるライザップ株まとめ↓
・赤字の原因はM&A
・赤字原因を売却して黒字化を目指す
・予想通りなら株価は安値水準
Contents
ライザップの基礎知識
事業内容
プライベートジムが有名ですが、主に次の3事業を手掛けています。
・美容、ヘルスケア事業
・ライフスタイル事業
・プラットフォーム事業
*詳細はライザップ公式HP参照
ライザップの株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
2017年に急上昇を開始して2018年末に最高値を付けています。
その後は一転、上昇前の水準まで下落しています。
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
2019年に入ってからはほとんど値動きがありません。
ライザップバブルが完全に沈黙したことが分かります。
参考指標
株価:276円
PER:306.67倍
PBR:4.86倍
配当利回り:0.36%
自己資本比率:23.5%
ROE:-54.78%
EPS:-35.49円
*2019/11/17のデータ
1株276円でも「割高」です。
指標面からもヤバさが漂っていますね。
売上高の推移
2015年:391億円
2016年:539億円
2017年:952億円
2018年:1220億円
2019年:2225億円
売り上げは右肩上がりに増えています。
ここだけ見れば値動きが理解できないかもしれませんが、利益の推移を見てみると↓
当期利益の推移
2015年:16億円
2016年:15億円
2017年:76億円
2018年:90億円
2019年:-193億円
2019年は大赤字に転落しています。
ライザップ株下落の理由
赤字転落の原因は次の2つです。
・子会社の減益
・先行投資
つまり、M&Aの失敗と先行投資が赤字&株価下落の原因ですね。
とくにM&Aはやりすぎ感が凄かったので当然の結果といえるでしょう。
事業を広げすぎて倒産した企業はいくつもありますが、ライザップはその前に構造改革に着手するようです。
ライザップの株価予想(今後)
ライザップの方針
出典:ライザップ
・新規M&Aの原則凍結
・不動産等の売却
・成長事業への集中投資
要は何でもかんでも手を出すのはやめて、専門分野に特化するということ。
はじめからプライベートジム関連を強化すれば良かったという話ですね。
まとめ
赤字の直接原因を解消する方向性が示されているのは評価できます。
後はこれを実現できるかどうかが問題ですが、売り上げは右肩上がっているので復活する公算が大きいと思います。