個別銘柄の分析

伊藤忠商事(8001)株価分析|割安高配当銘柄の今後を予想してみた!

伊藤忠商事(8001)の株価分析

 

まずは結論から

▼伊藤忠商事まとめ▼

・割安銘柄

・業績〇

・チャート△

・追っかけ商い注意!

それでは詳しく見ていきましょう。

伊藤忠商事の基礎知識

事業内容

大手の総合商社です。

繊維や食料に強く、中国には商社最大級のネットワークを持っています。

ちなみに、CMでも有名な「ほけんの窓口」は伊藤忠商事の連結子会社です。

*対面で顧客ニーズを把握して、提携先の保険会社(42社)の商品から最適な保険を教えてくれます。

さらには、ファミリーマートは伊藤忠商事の傘下にあります。

 

事業割合(セグメント)

出典:伊藤忠商事

機械、金属、食料がメインです。

8割以上が非資源事業になっています。

 

伊藤忠商事の株価分析(現状)

株価の推移(チャート)

10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

10年チャートは右肩上がり。

何度か調整を入れながらではありますが、株価は着実に伸びています。

*地合い(日経全体)が良いので下げにくい影響もあります。

直近の値動きは2年チャートで確認してみましょう↓

 

2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

上値抵抗線(2,200円ライン)を突破して一段値上がりしている場面です。

*「持ち合い⇒上昇」は高値を更新するときの特徴です。

この上昇に乗るのはもう遅いので飛びつかないように注意しましょう。

 

参考指標

株価:2536.5円

PER:7.60倍

PBR:1.28倍

配当利回り:3.35%

自己資本比率:29.1%

ROE:17.86%

EPS:324.07円

*2019/12/18のデータ

・指標的には割安

PER、PBRともにかなり割安です。

配当利回りは高めなので個人~外国人投資家に人気の銘柄です。

 

売上高の推移

2015年:5兆5,914億円

2016年:5兆835億円

2017年:4兆8,384億円

2018年:5兆5,100億円

2019年:11兆6,004億円

売り上げ好調

とくに2019年の伸びがすごいですね。

売り上げが2倍以上になっています。

 

当期利益の推移

2015年:3,005億円

2016年:2,403億円

2017年:3,522億円

2018年:4,003億円

2019年:5,005億円

利益は2017年から右肩上がりです。

21年3月期も最高純益更新で業績は絶好調です。

 

まとめ: 伊藤忠商事の株価予想(今後)

投資長の見解

今回の上昇は見送るべし!

 

今後の見通し

今からの仕掛けは完全に遅いので今回は見送るのが正解です。

*最低でも「ボックス圏内or高値ブレイク直後」までには仕掛けておきたい。

ここから株価を追いかけるように買う(追っかけ商い)と調整の下げに巻き込まれるだけです。

たしかに指標的には割安ですが、それは商社・銀行株全般にいえます。

飛びついて買うほどではなく、むしろ大きく下げたタイミングで買いを入れる方が効率的といえます。