個別銘柄の分析

ワークマン(7564)株価分析|優良企業だがPERからの警告に注意せよ!

ワークマン(7564)の株価分析

 

まずは結論から

▼ワークマン株まとめ▼

・財務状態は超優良

・売上、利益ともに右肩上がり

・指標的には超割高

・さらに伸びる要素アリ

・これから買うのはキケン

 

それでは詳しく見ていきましょう。

ワークマンの基礎知識

事業内容

出典:ワークマン

作業服、関連用品の専門チェーンです。

直営店のFC化を推進して全国展開を目指しています。

 

ワークマンの株価が暴騰している背景には「ワークマンプラス」があります。出典:ワークマン

高機能×低価格×デザイン性を追求した自社ブランド商品が大ヒットしたのです。

 

ワークマンの株価分析(現状)

株価の推移(チャート)

10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

2018年1月から異常な上げ方をしています。

まさに「バブル」ってカンジですね。

 

2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

2年チャートで見ると何度もブレイクアウト狙いのチャンスがありました。

ただ、つい最近日足チャート上に出現した大陰線が熱狂の終焉を告げているような気がします。

PERもかなり高いので相場が崩れたときは大暴落のキケンがあります。

流行語レベルになった「ワークマン」株をこれから買うのは極めて危険ですね。

 

参考指標

株価:9,360円

PER:70.21倍

PBR:10.95倍

配当利回り:0.39%

自己資本比率:80.5%

ROE:15.53%

EPS:120.20円

*2019/12/2のデータ

指標的には「超割高」

PERが高すぎて反落した場合が怖いです。

 

財務&経営状態は超健全

自己資本比率が80%超えには驚きです。とても体力のある企業です。

また、ROE&営業利益率が高く、経営が上手い企業であることが分かります。

 

売上高の推移

2015年:484億円

2016年:495億円

2017年:520億円

2018年:560億円

2019年:669億円

ドミナント戦略による新規出店が功を奏して売り上げは大幅に増加しています。

 

当期利益の推移

2015年:58億円

2016年:62億円

2017年:71億円

2018年:78億円

2019年:98億円

PB(プライベートブランド)比率を増やすことで粗利を高めています。

今後、常連客が増加すればさらなる売り上げ増も期待できますね。

 

ワークマンの株主優待

現在、ワークマンに株主優待はありません。

 

まとめ:ワークマンの株価予想(今後)

投資長の見解

買うのは株ではなく服(ワークマンプラス)にするのがベスト!

 

今後の見通し

たしかにワークマンはさらに上昇する可能性を秘めています。

・東証一部への格上げ

・増配、株主優待の導入

これが実現すれば株価はさらに20~30%くらいは跳ねるでしょう。

しかし、気になる点もあります。

・PER高すぎ

・大陰線の出現

出来高も急増しており、すでに市場の全員が注目している状況にあります。

こういったお祭り騒ぎが始まったときはだいたい天井が近いので私ならスルーしますね。

 

ワークマン株の買い方

すばらしい会社ですが、リスクレワード的にも不利なので(株は)買わない方が良いと思います。

防寒着などの商品を買った方がよほど実用的でしょう。

実際、近場のワークマン(店舗)に行ってみると値段の割にとても良いものが並んでいましたよ。

個人的には洋服&スポーツウェアを買うときにはワークマンも候補になりました。