個別銘柄の分析

トリドールHD(3397)株価分析|丸亀製麺で有名な企業です。

トリドールHD(3397)株価分析

*丸亀製麺はトリドールが運営しています。

 

まずは結論から。

▼トリドール株まとめ▼

・20年3月決算良好で株価急反発

・調整後の再上昇開始か!?

・高乖離状態での買いは避けるべし

 

それでは詳しく見ていきましょう。

トリドールの基礎知識

事業内容

トリドールは飲食業です。

セルフうどんの「丸亀製麺」以外にも色々やってます。

出典:トリドール

・丸亀製麺

・コナズ珈琲

・LanaiCafe

・とりどーる

・長田本庄軒

・丸醤屋

など他多数。

「手作り」「できたて」にこだわった飲食店を運営しています。

*海外展開も行っています。

 

トリドールの株価分析(現状)

株価の推移(チャート)

10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

10年チャートは全体的に右肩上がり。

2018年1月から大きめの調整がありましたが上昇に転じた?模様ですね。

まだはっきりとは言い切れませんが・・。

 

1年チャート出典:Yahoo!ファイナンス

20年3月期上期(4~9月)連結決算の上振れを受けて2,500円の抵抗線をブレイク。

上期の進捗率も高く、機関投資家からの買いが入ったものと思われます。

これから買う場合は高乖離状態が落ち着くのを待った方が無難ですね。

高乖離状態の株は高確率で調整の下げが予想されるので飛びつくのはキケンです。

 

参考指標

株価:3,065円

PER:50.02倍

PBR:3.81倍

配当利回り:0.41%

自己資本比率:28.8%

ROE:0.76%

EPS:6.22円

*2019/11/26のデータ

指標的には「割高」です。

また、自己資本比率とROEの低さが目立ちますね。

飲食業なのでROEを高めるのは難しいと思いますが・・。

 

売上高の推移

2015年:872億円

2016年:955億円

2017年:1,017億円

2018年:1,165億円

2019年:1,450億円

売り上げは順調に伸びていますね。

 

当期利益の推移

2015年:19億円

2016年:52億円

2017年:56億円

2018年:46億円

2019年:2億円

売り上げ好調の割に利益が伸びていないのは次の2つが原因です。

・新規事業への投資

・人件費の高騰

飲食業は何かと経費がかさんで大変ですが、ここはどうしようもない部分でもありますね・・。

投資が成功すれば売り上げと共に株価も伸びるでしょう。

実際には株価が先に動くケースが多いですが。

 

トリドールの株主優待

出典:トリドール

100株で年間4,000円相当のクーポン券がもらえます。

タイミング良く買いを入れたらトリプル益を狙えますよ。

・値上がり益

・配当金

・株主優待

やはりタイミングはとても重要ですね。

 

まとめ

投資長の見解:トリドール株は見送るべし。

大型株は大きく下がったところに逆張りするのが基本です。

現状、好決算を受けての高乖離状態にありますから、ここで仕掛けるのはよろしくありません。

多少上がったところでリターンは少ないですし、逆に下げたときのダメージが大きくなります。

私ならまず間違いなく今は買いませんね。