ヤマダ電機(9831)の株価分析
まずは結論から
▼ヤマダ電機まとめ▼
・業績〇
・財務〇
・チャート△
・株価700円が節目
・今は様子見が賢明
それでは詳しく見ていきましょう。
ヤマダ電機の基礎知識
事業内容
家電量販店No.1
大きな売り場面積(3000㎡級)の郊外店で急成長しました。
今はスマートハウス事業を育成中です。
今後広まりそうな雰囲気がしますね。
大塚家具も傘下に収めて進撃の準備をしているようです。
ヤマダ電機の株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
10年チャートで見ると高値の700円が1つのポイント(節目)になりそうですね。
*株価700円はこの10年で3回も最高値になっています。
2015年から3年ほど続いた上昇も700円の抵抗線に弾かれて調整に入っています。
2年チャートでもう少し詳しくみていきましょう↓
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
1年以上に及ぶ調整を終えて上昇再開か?という場面ですね。
株価はすでに600円近いので、ここから仕掛けるのは非効率的だと思います。
次は700円をブレイクした時が狙い目ですね。
参考指標
株価:570円
PER:18.22倍
PBR:0.80倍
配当利回り:–%
自己資本比率:49.7%
ROE:2.50%
EPS:18.18円
*2019/12/12のデータ
・指標的には割高感なし
PER的にはそこまでの割高感はありませんが、割安でもありませんね。
PBRは1倍以下なので下落リスクは比較的低めと判断できます。
・財務状態は健全
自己資本比率が約50%あれば問題ないでしょう。
ヤマダ電機は在庫を多く抱えるビジネスモデルですが、これくらい自己資本があればまず大丈夫ですね。
売上高の推移
2015年:1兆6643億円
2016年:1兆6127億円
2017年:1兆5630億円
2018年:1兆5738億円
2019年:1兆6005億円
売り上げは安定!
安定した売り上げ(1兆5,000億円以上)はキープできています。
洗濯機など高単価な商品が売れているようです。
また、東京オリンピック効果でテレビの売り上げも伸びている模様です。
当期利益の推移
2015年:93億円
2016年:303億円
2017年:345億円
2018年:297億円
2019年:146億円
利益は減少
利益が落ち込んでいるのは気がかりなところです。
競合他社との競争激化やネット価格に対応する必要があるため思うように利益を伸ばせていないのでしょう。
また、ポイントを付けまくって売り上げた場合はポイント販促費が利益を下げてしまいます・・。
まとめ:ヤマダ電機の株価予想(今後)
投資長の見解
仕掛けるチャンスは700円ブレイク!
今後の見通し
業績的にはそこまで問題はありません。
ただし、チャート的にはやはり抵抗線(700円)を上抜けてから仕掛ける方が賢明でしょうね。