東レ(3402)の株価分析
まずは結論から
▼東レ株まとめ▼
・業績〇
・指標的には「標準価格」
・チャート的には買い時
・700円が分岐点
それでは詳しく見ていきましょう。
東レの基礎知識
事業内容
出典:東レ
化学繊維:国内No.1
炭素繊維複合樹脂:世界No.1
*炭素繊維複合樹脂=航空機、自動車などに使用される
つまり、衣料や産業用の繊維事業で稼いでいる企業ですね。
ちなみに、ヒートテックはユニクロとの共同開発です。
事業割合(セグメント)
繊維:41%
機能化成品:36%
炭素繊維:9%
環境・エンジン:11%
その他:3%
繊維と機能化成品で75%以上を占めています。
東レの株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
今は大きめの調整中。
ここから上昇?or下落?という「ちょうど境目」の場面ですね。
2年チャートでもう少し詳しく見てみましょう。
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
「下降トレンド⇒横ばい」にトレンド転換している様子がよく分かります。
下値は700円が支持線として機能しているようなので、ここを下抜けたら再び下降トレンドに突入する可能性があります。
逆張り気味に仕込むなら今は絶好のチャンスですね。
参考指標
株価:735.5円
PER:14.18倍
PBR:1.05倍
配当利回り:2.18%
自己資本比率:40.6%
ROE:7.15%
EPS:49.61円
*2019/12/8のデータ
・株価は適正水準
PER14倍、PBR1倍≒適正
・財務状態は問題なし
もう少しROEを上げて欲しいところですね。
売上高の推移
2015年:2兆107億円
2016年:2兆1,044億円
2017年:2兆264億円
2018年:2兆2,048億円
2019年:2兆3,888億円
ここ2年の売り上げは伸びています。
当期利益の推移
2015年:710億円
2016年:901億円
2017年:994億円
2018年:959億円
2019年:793億円
売上とは逆に利益は停滞気味です。
利益が下がり続けるようなら株価も下がる可能性が高いので注意が必要です。
*実際には株価が利益に先行して動きます。
まとめ: 東レの株価予想(今後)
投資長の見解
逆張りするなら今がチャンス!
今後の見通し
700円付近で買いを入れて上昇を待つのがベストでしょう。
業績が上向くようなら株価も高確率で上昇します。
逆に700円を下回るようなら再び下落に転じる可能性が高いので一旦損切りですね。
上昇に転じた場合は1,000~1,200円(抵抗線)までは伸びると予想できます。