個別銘柄の分析

レオパレス21(8848)株価分析|今後の動向を予想します!

フォートレスが救済に登場!

レオパレス(8848)の株価分析をします。

 

まずはこれまでの流れを確認しましょう。

▼レオパレス株の歴史▼

2017年12月:サブリース問題発覚

2018年05月:違法建築問題発覚

2019年02月:さらなる違法建築問題発覚

2019年05月:690億円の赤字

2019年11月:1億円の黒字予想も実際には300億円の赤字

2020年09月:債務超過100億円

2020年10月:フォートレスが救済に登場!

ハッキリ言って悪材料だらけです。

 

これらをふまえた上での結論を述べます。

▼レオパレス株まとめ▼

・急落から一転して急騰中

・期待感が強い今がチャンス!

・タイミングは株価の動向次第

結論的には、今は株価の動向を見守る段階です。

ただ、米フォートレスが救済に入ったため株価の転換点になる可能性があります。

今後、株価が上昇傾向であれば長期投資しても良いと思います。

それでは詳しく見ていきましょう。

レオパレスの基礎知識

事業内容

出典:レオパレス

アパートの賃貸業が有名ですが、開発事業も手掛けています。

・賃貸管理

・建築請負

・リゾート施設の運営

・住宅事業

・シルバー事業

・ホテル事業

・ブロードバンド事業

 

事業割合(セグメント)

・賃貸:82%

・開発:14%

・シルバー:2%

・ホテル・リゾート:2%

売り上げの8割が賃貸事業です。

つまり、「レオパレスの賃貸収入≒売り上げ」という構図です。

このタイプの企業は材料1つで株価が大きく上下します。

 

レオパレスの株価分析(現状)

株価の推移(チャート)

10年チャート

出典:Yahoo!ファイナンス

売り上げ≒賃貸収入の事業スタイルが描き出した10年チャートです。

2011年に底を打っているのは新規アパートの供給が激減したためです。

この危機は賃貸原価削減等の事業改革で乗り切っています。

 

その後、利益の黒字化と共に株価も上昇しているのが分かります。

そして2018年、施工不良問題が露呈して再度暴落していることも読み取れます。

今はどちらとも言えない状況なので、株価も上昇には転じていません。

 

2年チャート

出典:Yahoo!ファイナンス

出来高と合わせて考えると、ここ(200円付近)が底のようにも見えます。

しかし、更なる悪材料が出ればここからでも株価は下がります。

逆に利益が復活すれば(8年前のように)株価も復活するでしょう。

投資チャンスと言えますが、長期で逆張るにはちょっと勇気が必要な場面です。

 

参考指標

株価:206円

時価総額:504億円

PER:–倍

PBR:–倍

配当利回り:0%

自己資本比率:-6.9%

*2020/10/4のデータ

・完全に崖っぷち状態

当然の無配当&財務状態はボロボロです。

・今後に期待感!

このまま放置なら倒産したのではないかと思います。

ただ、今回フォートレスが救済に入ったことで今後の展開に期待できそうです。

株価は期待感で上昇するので今が絶好のチャンスかもしれません。

 

売上高の推移

2016年:5,115億円

2017年:5,204億円

2018年:5,308億円

2019年:5,052億円

2020年:4,335億円

 

当期利益の推移

2016年:196億円

2017年:204億円

2018年:148億円

2019年:-686億円

2020年:-802億円

 

レオパレスの株価予想(今後)

買い時

レオパレスの賃貸事業が持ち直すと思うなら今が買い時です。

投資家の9割が見放して、売りに売られているときが最大のチャンスですから。

ただし、最悪の事態も常に想定すべきではあります。

やはり、営業利益が黒字転換して株価も微上してからの方が安全だとは思います。

 

空売りチャンス?

正直、今からの空売りはおすすめできません。

空売りチャンスは「理由は分からないが株価が下げているとき」です。

今からカラ売ってもリスクが大きいだけで利益は出ないでしょう。

 

まとめ

レオパレスは今が一番厳しい局面かもしれません。

しかし正直、レオパレスのマンスリー契約はとても便利だと思います。

*家具付きという点もありがたい。

今後は良い方向に持ち直していくことを期待したいと思います。