上昇トレンド崩落。
チェンジ(3962)の株価分析をします。
まずは結論から
▼チェンジ株まとめ▼
・ババ抜きゲームは終結した模様
・業績・将来性◎
・チャート△
・これからの参入はハイリスク
結論からいうと
一度崩れたチャートはとても仕掛けにくい(リスク管理が困難)ので当分スルーが正解です。
株は波が穏やかな時に仕掛けるのが基本です。
*出来高が小さい&値動きが小さいときはリスク管理がしやすいため。
逆に、荒波に飛び込むのはあまりに無謀な行為です。
さて、それでは詳しく見ていきましょう。
Contents
チェンジの基礎知識
事業内容
企業・公共団体にIT技術やデジタル人材育成サービスを提供しています。
新政権も「社会のデジタル化」を進める方針ですから、コロナ×政権交代という二重の恩恵を受ける銘柄といえそうです。
チェンジの株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート
出典:Yahoo!ファイナンス
社会情勢という運も味方して、見事に10倍株(テンバガー)となっていますね。
2年チャート
出典:Yahoo!ファイナンス
コロナ騒動を起点にここ半年で株価が急上昇(10倍以上)しています。
「大きな社会情勢の変化は大化け銘柄を生む」というのは本当ですね。
テンバガー探しのバイブルの教えは結構当たりますね。
今回の場合は時間・資金効率も考えると5,000円付近で仕掛けが打てたら理想的でしたね。
6ヵ月チャート
出典:Yahoo!ファイナンス
上昇トレンド直線の傾きが変化しているのがよく分かります。
・3/30~5/18頃:15度
・5/18~8/17頃:25度
・8/17頃~昨日:45度
最近はランキングにも出現して市場からの注目度が上がっていました。
ただ、上昇スピードが速いとジェンガ現象が起きるのが難点。
そして上昇トレンドが崩れたら「仕掛けにくい値動き」が待っています。
ちょうどアンジェス(4563)みたいな感じですね。
出典:Yahoo!ファイナンス
この時はたまたまリバウンドしていますが利確が非常に困難でレワード比が小さいことが分かります。
こうなるとリスクの割にリターンが取れないので仕掛ける意味がなくなります。
業績は伴っていてもチャート的にNGなら仕掛けない方がベターです。
参考指標
株価:9,370円
PER:207.62倍
PBR:42.19倍
配当利回り:0%
自己資本比率:46.8%
ROE:6.82%
ROA:3.47%
*2020/9/29のデータ
・PER的には「超割高」
バブル銘柄の指標を見てもあまり意味がないのでスルーでOKです。
財務状態も問題ないようです。
売上高の推移
2015年:14億円
2016年:15億円
2017年:19億円
2018年:26億円
2019年:70億円
コロナ騒動以前にも売上は順調に増加していますね。
当期利益の推移
2015年:0.8億円
2016年:1.1億円
2017年:2.2億円
2018年:3.4億円
2019年:3.7億円
利益の伸びも理想的です。
序盤の株価上昇はしっかりとした業績に支えられていたようです。
ただ、ここ最近の上昇は「熱狂」による過熱感がありましたね。
*今回の上昇は根拠ある熱狂ですが(笑)
この過熱感が出るとババ抜きゲームからのジェンガ現象が発生するので注意が必要です。
今回ほどの急上昇の場合はストップ安まで行くので逆指値を使ってうまく撤退しましょう。
まとめ:チェンジの株価予想(今後)
投資長の見解
・ババ抜きゲームは終結模様。
・当分関わらない方が良い。
今後の予想
私の経験上、このパターンになると値動きがぐちゃぐちゃでエントリーが実に困難になることが予想できます。
リスクが管理しにくい状況下では関わらないのがベターです。
投資家の仕事は「リスク管理>>>儲けること」ですから。