シャープ(6753)の株価分析
まずは結論から。
▼シャープ株まとめ▼
・株価は10年来の安値水準
・債務超過解消に成功
・業績の黒字転換に成功
・株価にも復活の兆しアリ
・仕掛けるなら今でしょう
それでは詳しく見ていきましょう。
シャープの基礎知識
事業内容


大手電機メーカー
液晶パネル、テレビ、白物家電、太陽電池の開発を手掛けています。
液晶パネルへの過剰投資が原因で経営危機に陥りましたが、2016年8月に台湾「鴻海(ほんはい)」の子会社になり債務超過解消に成功しました。
今後は5G対策に力をいれているようですね。
シャープの株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
10年前に比べると株価は10分の1以下にまで下落しました。
おそらく今がどん底ではないか?と思いますが、最安値を更新するようなら危険なので一旦損切りですね。
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
ここ1年程は950円~1,400円の持ち合い状態でしたが、最近1,400円の抵抗線を上抜けました。
利益も黒字転換していますし、今後の展開次第では上昇トレンドになる可能性も見えてきました。
5Gの波が追い風になるかもしれません。
参考指標
株価:1,648円
PER:10.95倍
PBR:3.20倍
配当利回り:–%
自己資本比率:18.8%
ROE:20.36%
EPS:116.80円
*2019/11/29のデータ
指標的には普通です。
財務状態も問題ありません。
売上高の推移

2015年:2兆7,862億円
2016年:2兆4,615億円
2017年:2兆506億円
2018年:2兆4,272億円
2019年:2兆4,000億円
売り上げは横ばい状態ですね。
当期利益の推移
2015年:-2,223億円
2016年:-2,559億円
2017年:-248億円
2018年:702億円
2019年:742億円
赤字が黒字になったのは大きいですね。
株価が抵抗線を突破してきたので利益も続伸するのかもしれません。
*株価は業績に先行して動くことが多い
まとめ
投資長の見解:仕掛けるなら今
シャープ株は10年来の安値水準なので、今後の復活に賭けるなら仕掛け時です。
*1,000円くらいまでは下げてくることも想定した戦略が望ましい。
ただし、必ず上がる保証はないので最安値を更新したときは損切りも考えておきましょう。