基本的に上昇中の銘柄を狙う時は「押し目」で仕掛けます。
*押し目については以下記事参照
この記事では実際に押し目で仕掛けるときの考え方を紹介します。
Contents
順張り投資法とは?
ある銘柄にトレンドが出ている場合、出ているトレンドと同じ方向に仕掛ける手法を「順張り」と言います。
【順張り】
・上昇トレンド:買い
・下降トレンド:空売り
逆に、出ているトレンドとは反対方向に仕掛ける方法を「逆張り」といいます。
【逆張り】
・上昇トレンド:空売り
・下降トレンド:買い
順張りと逆張りは時と場合によって使い分ける必要があります。
また、投資手法によっては順張りor逆張りに特化していることもあります。
上昇トレンドの狙い方
それでは上昇中の銘柄に仕掛ける方法を解説します。
次の3点を意識することが大切です。
①意味のある仕掛けポイントか?
②リスクレワード比は十分か?
③結果が分からない段階で仕掛ける
①意味のある仕掛けポイントか?
上昇トレンドにある銘柄は基本的に「押し目」で仕掛けます。
*押し目を待たずに仕掛けてしまうと、その後、高確率で出現する押し目(株価調整の下げ)で振るい落とされてしまいます。
よって、押し目での仕掛けは必然であると言えます。
トレンドはある程度継続する傾向があるので、上昇トレンドへの順張りは試してみる価値ありですよ。
②リスクレワード比は十分か?
投資効率はリスクレワードを考えます。
リスクレワード比を大きくとるためには、利益を伸ばす以外にも、リスクを最小限に抑えるという手があります。
利益の伸び方はその時の相場環境によっても変化するので、自分で調節できません。
しかし、リスクを小さく取ることなら意図して調節できるので、私はこちらを意識しています。リスクを極端に小さくとることで、レワード比を大きくすることができます。
また、損切りさえしっかり行えば、失敗しても損失を極端に小さくできます。
(上図ではローソク足1本分のリスクしか取っていないので、ローリスクを実現しています。)
③結果が分からない段階で仕掛ける
そして、投資とは株価の動向(上がるのか下がるのか)がまだ分からない段階で仕掛けを打つ必要があります。
上の図は誰が見ても押し目と分かりますが、あなたが実戦の中で仕掛けを打つタイミングでは、チャートの見え方は下図のようになります。どうでしょうか?
この段階で仕掛けが打ててこそ、投資効率の高い勝負ができます。
私はこの仕掛けが得意ですし、失敗しても損害がほとんどないので魅力的です。
自信を持って仕掛けるために役立つ知識
ある書籍の中で紹介されている知識があります。
押し目らしきもの(現在進行形で形成されている段階では、それが押し目かどうかは誰にも分からない)が本当に押し目なら、陰線新値3本までで終わり、4本目は陽線になる確率が86%以上になる。
出所はこの本↓
この知識を持ってすれば、先程の図では陰線新値3本で下げ止まり、4本目がしっかりと陽線で終値を付けた瞬間が仕掛けのタイミングになります。フライングしたり、もうちょっと待ってはいけません。
この瞬間(陽線が終値を付けたとき)が最も投資効率の高い仕掛けのタイミングです。
仕掛けた後の対応
仕掛けが打てたら、次にあなたがすることは利確or損切りです。
【利確の場合】
もし株価が続伸すれば、そこは押し目で正解ということですから、あなたは利益を確定する必要があります。
【損切りの場合】
逆に株価が失速すれば、そこは押し目ではなかったということなので、その場合は確実に損切る必要があります。
ここまできっちりと処理できてはじめて、1勝負を終えることになりますから、最後まで気を抜かないように気を付けましょう。
まとめ
この記事では順張り投資法の一例について解説しました。
上昇中の株を買うときには最小限のリスクに抑えるためにも押し目で仕掛けましょう。