この記事では最近YouTubeや書籍などで絶賛されている「全米株式インデックス投資(S&P500)」について私の考えを記します。
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絶賛される全米株式S&P500へのインデックス投資
現在、全米株式インデックス投資(S&P500)がYouTubeやブログ、本などで絶賛されていますね。
中田さんのYouTube大学で以下2冊の書籍が紹介されたことがきっかけでしょう。
いずれも個人投資家の良書だと思います。
そして、この2冊が紹介されているYouTube動画が↓
このYouTube動画をきっかけに多くのユーチューバーがS&P500へのインデックス投資についての動画を上げ始めました。
たしかに分かりやすく説得力がある解説で、筋も通っているように見えます。
しかし・・・
昔の日本にもよく似た話がありましたよね。
銀行も信じた土地神話
それはもちろん「土地神話」です。
高度成長期の日本では「土地の値段は永久に上がり続ける!」という幻想(神話)を誰もが信じていました。
そして土地の高値を追い続ける「ババ抜きゲーム」が展開されたのです。
しかし、地価の異常なまでの暴騰に危機感を覚えた政府が規制を出しました。
不動産融資総量規制!
その結果は、地価の大暴落。
うまく売り抜けに成功した人は巨万の富を得ましたが、ババをひいた人たちは多額の借金を抱えてしまいましたとさ。
*個人投資家は銀行からの借金で破産
*銀行は土地を担保にしていたので借金の回収不能(不良債権地獄)
歴史は繰り返す~土地神話からの学び~
つまり、現在絶賛されている米国株式へのインデックス投資(S&P500)も似た結末を迎える可能性があります。
このことをチャートで示すなら↓
出典:株探
多くの人が神話を信じている間は何の問題もなく価格は右肩上がります。
しかし、神話が崩れて参加者の不安が連鎖し始めると奈落の底まで暴落します。
株式市場では日常茶飯の光景なので誰でも知っていると思います。
そして米国株式へのインデックス投資(S&P500)も同じような状況にあるような気がしているのです。
インデックス投資(S&P500)≒土地神話?
たしかにS&P500への積立投資は有力な選択肢の1つだと思います。
今後数十年であれば世界経済は成長し続けるかもしれません。
しかし、土地神話のこともありますし、私はこの「絶対儲かる系」の話はあまり当てにしていません。
とくに多くの人が盲目的に信仰し始めた現状に危機感さえ覚えています。
そもそも相場とは1割の勝者と9割の負け組が存在する場です。
逆にいうと、9割の負け組が1割の勝ち組を支えている場なのです。
何も考えずに「みんなと同じこと」をやれば恐ろしい結末が待っていることは目に見えています。
どうすれば自分が1割の勝者に入れるか?
また、最悪の事態(神話が崩れた時)にはどうするのか?を考えてしかるべきです。
インデックス投資(S&P500)神話崩壊への対策
ちなみに私の対策は以下のような対策を取っています
・収入源の分散
・投資先の分散
ここでいう「投資先」とは主に以下の3つです。
①貯金(鉄壁の守り)
②積立投資(ローリスク・ローリターン)
③アクティブ投資(ハイリスク・ハイリターン)
つまり、貯金&積立投資で守りつつ個別銘柄へのアクティブ投資で爆益を狙うというもの。
*爆益狙いの個別株投資は元手100万円もあれば十分スタートできます。
逆に100万円を増やせないのに資金量をUPしても意味はありません。
参考書籍でいうと
・貯金&積立投資(守り)
・個別銘柄への投資(攻撃)
こういう感覚ですね。
ただし、個別株は厳選しますし参加するタイミングも重要です。
決して何でもかんでもリスクを取ってバクチを打つわけではありません。
まとめ(この記事で伝えたかったこと)
・多くの人が盲目的に信仰している「神話」は往々にして崩壊するバブルであることが多い
*土地神話やITバブル、ビットコインバブルを見ても明らか
・歴史は繰り返すので神話は崩壊する前提で対策をとるべし
*私の場合はインデックス投資に失敗しても貯金&個別株投資の可能性を残しています。
さらにはビットコインにも積立投資しています。どれが当たるかは誰にも分かりませんからね。
ちなみに、お金の守り方を知り・実践できるだけでも十分お金は残りますよ。