株の基礎知識

ポジポジ病の治し方|流行病への対策と克服法を解説します。

投資初心者でポジポジ病にお悩みの方はいませんか?

この記事ではポジポジ病克服の対策講座を行いたいと思います。

ポジポジ病とは?

ポジポジ病とは主に投資初心者の間で猛威を振るう流行病のことです。

*かくいう私も初心者の頃、この病に感染したことがあります。

チャート画面を見ると、心の奥から湧きあがってくる投資家魂。

抑えられない衝動。

 

そしてチャート上にチャンスを見つけると、クリック、クリック、エントリー。

そして、そのポジションは・・・見事に損切り。

 

しかし、「まだチャンスはあるはず」、とチャートを凝視し、

その結果、

チャンス発見。

 

「今度こそ勝てる!」

エントリー!

 

結果は・・・またもや損切り。。。orz

 

しかしまだチャンスは・・・

(以下同文)

 

これの事でしょ?あなたがお悩みのポジポジ病って。

この病は何回もポジションを持ち、売買を繰り返してしまう、そして負けるばかりして資金を溶かしてしまう恐ろしい病です。

 

感染者はひどく悩み、モニター画面の前に、「1日3取引まで」「本当のチャンスを待て」などと書いて貼り付けたりします。

しかし、そんなことではポジポジ病は治りません。

 

ポジポジ病の原因

この病の根本的な原因は何でしょう?

次のような例をご覧ください。

 

投資初心者のA君は現在ポジポジ病に悩んでいます。

自分がポジションを取りすぎることを治そうと、取引画面の前に「1日3取引まで!」と書いて貼っています。

 

しかし、場が寄り付き、チャートが動き始めると、高鳴る鼓動、抑えられない衝動。

そして気が付けば、

1回目→損切り

2回目→トントン

3回目→損切り

4回目→損切り

5回目→利益

6回目→損切り

7回目→損切り

8回目→トントン

9回目→損切り

10回目→損切り

トータル収支 -53,264

これで朝からテンションダウン。

A君:「またやっちまった。オレ、ポジポジ病だ。。。」

となるわけです。

 

しかし、もしこれが次のような結果ならどうでしょう。

1回目→利益

2回目→トントン

3回目→利益

4回目→利益

5回目→利益

6回目→損切り

7回目→利益

8回目→トントン

9回目→利益

10回目→利益

トータル収支 +53,264

取引回数は同じ10回であり、「1日3回」を守れていないどころか、3倍以上のオーバートレードですが、A君の反応は違うものになるでしょう。

 

A君:「オレは天才トレーダーだ!億トレーダーになる日も近いな!」

 

でも10回はやり過ぎじゃないの?

ポジポジ病なんじゃないの?

 

A君:「でも勝てる取引はしないとダメでしょ。チャンスに飛び込んでこそ利益は得られるんだぜ!」

 

以上、A君の反応は、

負けた→ポジポジ病のせい

勝った→自分は天才トレーダー

つまり、取引回数の問題ではなく、トレードで負けた事をポジポジ病のせいにしているだけです。

 

結論:ポジポジ病の治し方

ポジポジ病は存在しません。

あなたはポジポジ病ではありません。

 

あなたの手法が弱いだけです。

 

1日100回取引しても勝てば、「それは必要な取引だった」で済みます。

 

本当の被害者はポジポジ病の方です。

負けたことを病気のせいにして片付けてはいけません。

 

あなたがポジポジ病を克服するためには「勝つこと」が必要であり、そのための唯一の手段は「強い手法を身に付ける」ことです。

 

ありもしない病に悩むのはやめて、トレード手法を鍛え直せばよいのです。

いつかあなたが勝てるようになった時、ポジポジ病のことを懐かしく思う日が来ることでしょう。