株主優待を狙って投資する人も多いのではないでしょうか?
この記事ではノーリスクで株主優待をGetできる「つなぎ売り」という売買手法について解説します。
Contents
権利と値動きの関係
基本的に株価は権利日前には上昇し、権利落ち日に下落します。
権利付き最終日に現物株を持っていれば株主優待はGetできますが、翌営業日の権利落ち日には株価が下がってしまいます。
株主優待はGetできても株価が下がって損しては意味がありませんよね。
普通に現物株を持っているだけでは得しない。
しかし、株主優待だけはしっかりGetできて株価が下がっても損しない方法があります。
それが「つなぎ売り」という売買手法であり、株主優待だけをノーリスクでGetできるのです。
つなぎ売りの具体的手順
次に説明する3StepでOKです。
①権利付き最終日の寄り付き前までに両建て注文を出す
*両建てとは同じ値段で現物買いと信用売り(空売り)を両方持つことです。
こうすることで株価の変動リスクを避けられます。
両建て:値動きを無効化する
株主優待の権利を得る目的で現物買いを入れると同時に、株価変動のリスクを回避する目的で信用売り(空売り)を入れます。
ここでのポイントは、現物買いと信用売りを同じ値段で同じ株数だけ約定させることです。
・現物:〇円で△株
・空売り:〇円で△株
例えば100株ずつ注文するのであれば、権利付き最終日の寄り付き前までに現物買い100株、信用売り100株をそれぞれ「成行き」で発注しておけばOKです。
*こうしておけば寄り付きと同時に現物買いと信用売りが同じ値段で同じ株数だけ約定して両建てが完成します。
②権利付き最終日の15時まで保有する
手順①で行った両建て状態のまま放置しておき、権利付き最終日には何もしません。
*同日中に現渡をしてしまったら権利をGetできないので注意!
③権利落ち日以降に「現渡」で取引完了
権利付き最終日の翌日(権利落ち日)以降に「現渡」して、つなぎ売りの取引は完了です。
現渡とは手順①で行った両建て注文の「現物株」で「信用売り」を返済することです。
同じ値段で「買い」と「空売り」を持っていたので、「現渡」すると株価変動による損益は±0円になっています。
その結果、株主優待等の権利だけGetできています。
この一連の取引で得られる実質的な利益は次のようになります。
利益=配当金・株主優待の権利-取引手数料
利益を大きくするためには「いかに取引手数料を安くするか」が大切ですが、実は手数料をとても安くできる方法があります。
取引手数料を安くする方法
取引手数料を安くするにはSBI証券のアクティブプランを活用することです。
*アクティブプランを利用すると、1日「現物10万円+信用10万円の合計20万円」までの手数料が無料です。
すると、手数料は貸株料の10万×3.9%×2日分=21円で済みます。
つまり、たった21円で株主優待をGetできるのです。
ちなみに10万円以下で買える株主優待銘柄の調べ方は次のようになります。
①SBI証券のホームページにある「国内株式」→「株主優待検索」をクリックすると、次のような検索画面が表示されます。
出典:SBI証券
このページを下へスクロールして行くと、次のような検索画面があります。
出典:SBI証券
この機能を活用すれば、投資金額に合わせた株主優待を簡単に検索できます。
さらにこのページでは、優待内容の分かりやすい一覧があります。
出典:SBI証券
欲しい株主優待をジャンルで検索できる便利な機能です。
さらには優待権利確定月まで簡単に検索できます。
出典:SBI証券
以上のような便利機能が使えるSBI証券のアクティブプランを活用することが優待タダ取りのコツです。
この方法は知っていれば誰でも簡単に実行でき、100%得するので使ってみましょう。