株の基礎知識

【株式投資】テクニカル分析の活用方法と注意点について解説します。

あなたはテクニカル分析についてどれほどの知識があるでしょうか?

テクニカル分析を信仰しているトレーダーは多く、テクニカルシグナルは株価に大きな影響を与えます。

そこでこの記事ではテクニカル分析の活用方法と注意点について解説します。

テクニカル分析使用上の注意

まずはテクニカル分析を使うときの注意点について。

相場で絶大な支持を得ているテクニカル分析ですが、実はテクニカル分析のみを判断基準に売買しても長期的に勝つことはできません。

*長年相場の研究を続け、何百万という資金を教材や実戦につぎ込んできた経験上、このことは明らかです。

したがって、「テクニカル分析のみを使えば勝てます」的な甘言には乗らないように、また信じないようにすべきです。

「テクニカル分析だけでは勝てない」という事実をしっかり認識することが大切です。

 

テクニカル分析の活用方法

テクニカル分析は決して万能なツールではありません。

しかし、テクニカル分析に精通することで利益率が上がることは事実です。

 

板読みデイトレード

例えば板読みであれば、板読みするタイミングを知るためにテクニカルの知識は非常に役立ちます。

*板読みの効率的なタイミングについては解説済み↓

【株式投資】板読みのタイミングとは?チャートと併用して効率UP!チャートとは異なり、板情報を凝視し続けるのはかなりのHP(体力・精神力)を消耗します。 資金的な余裕があれば、身体への負担を軽減するた...

それは、「他のデイトレ参加者(カモ)が何を考えて売買行動に出るのか」が分かるからです。*3分足チャート

上図青矢印のようなタイミングは板が読めないテクニカル信者が売買行動に出るポイントです。

このこと(他者の考え)を理解するためにはテクニカル分析の知識が役立ちます。

 

スイングトレード

また、スイングトレードであれば売買タイミングを測るためにテクニカル分析の知識が有効です。*日足チャート

上図は「乖離率+チャート形」でスイングトレードの仕掛けタイミングを測っています。

このような「リバウンド投資法」を仕掛けるときにはテクニカルの知識が役立ちます。

板読みによるデイトレードであっても、日足単位のスイングトレードであってもテクニカル分析はかなり役立つ指標です。

また、逆にテクニカルの知識がない状態で相場に臨むと時間効率や資金効率が著しく低下してしまうため、必要最低限の知識は身に付けておくべきです。

 

テクニカル分析の基礎知識

テクニカル分析で最低限身に付けるべき基礎知識は主に次の2つです。

①主要ライン

②テクニカル指標の見方

 

①主要ライン

主要ラインとは次の3つです。

・トレンドライン

・サポートライン(支持線)

・レジスタンスライン(抵抗線)

基本ですが、最も重要な3つのラインです。

「ライン」は初心者が考えている以上に重要な意味を持つものであり、なぜ株価がラインで反応するのかについても深い考察を必要とします。

そして何よりラインに反応する他の参加者を観察するような「俯瞰した視点」をもつためにもラインの知識は必要不可欠です。

*ラインの重要性については以下記事が参考になります。

【株式投資】支持線・抵抗線について|ラインの存在に気付いていますか?あなたは普段のトレードで「ライン」をどれほど意識しているでしょうか? *ライン=支持線・抵抗線として機能する あなたが思っている以上...

 

②テクニカル指標の見方

テクニカル指標とは次のようなものです。

・移動平均線

・MACD

・ストキャスティクス

・ボリンジャーバンド

このようなテクニカル指標は数えきれないほど存在しますが、その全てに精通する必要はありません。

*テクニカル指標はトレードチャンスを知らせてくれるものであり、多くの指標を知ればその分チャンスが多くなるというだけのことです。

ただ、全てのテクニカル指標を確認していたら時間がかかるので、あなたと相性が良いと感じるものを2~3ほど使えるようになれば十分です。

以上のように①ラインが引けて、②テクニカル指標が発するチャンスサインが読み取れるようになれば、確実にあなたの利益率は上がります。

 

テクニカル分析の学び方

テクニカル指標についての誤った理解をしてしまうとトレードサインを読み取れなくなってしまうため、テクニカル分析に関する基礎知識の学習には専用の教材を使うべきです。

無料情報は書いてあることがバラバラであり、何が正しい情報なのか見分けるのが困難だからです。

間違った知識を身に付けてしまうと、知らないこと以上の弊害となり、テクニカル情報の樹海に迷い込む恐れがあります。したがって、投資の重要な位置付けにある「テクニカル分析」に関しては信用ある機関が発行している情報を教科書とするのが最善の策となります。

テクニカルの知識が一通り網羅できるものなら特に限定する必要はありませんが、次のような教材で十分です。

重要なことはテクニカル分析に関する最低限の知識を網羅的に学ぶことです。

それは「知らない」ことが相場では不利になるからです。

ただ繰り返しますが、「テクニカル分析だけ」で勝ち続けることはできません。

ここを勘違いすると危険なのでもう一度言及しておきますが、どのようなテクニカル教材を買ったとしてもそこには「テクニカルだけで勝てます」的なことが書いてあるでしょう。

しかしその文言は無視すべきであり、決して信じてはいけません。

教材で学ぶ意義はテクニカル分析についての正しい基礎知識を網羅することにあります。

テクニカル指標の正しい見方さえ分かればそれでOKです。

後はその判断(テクニカル分析)がハズレた時でもリカバリーしてくれる強力な手法がベースにあれば問題ありません。

ここではテクニカル分析の重要性と教材で学ぶ時に留意すべきことについて述べました。

相場にリアルマネーを投入する前に、必要最低限の知識を身に付けておきましょう。

 

まとめ

テクニカル分析は有効なツールですが、テクニカル分析だけでは勝てません。

あくまでも1つの目安として活用していきましょう。