株の初心者がやらかす失敗はだいたい決まっています。
よくやる失敗とその原因を知り、1つずつ潰していけば勝ち組に近づきます。
この記事では多くの人が陥る失敗とそのメカニズムを解説します。
Contents
株での失敗総まとめ
初心者がよくやる失敗をまとめました。
以下のどれかに当てはまっていたら要注意ですよ。
資金を一括投入する
1つの株に全資金を一括投入するのは初心者が陥る失敗です。
一発アタリを引けば大儲けできそうですが、現実は甘くありません。
・一括投入:×
・分散投資:〇
株の基本は「資金分割によるリスクの分散」です。
伸るか反るかの一発勝負ではなくポートフォリオ全体でプラスに持っていく感覚が大切です。
これは多くの成功者が提唱している株の大原則なので必ず守りましょう。
損切りできない
「損切りできずに塩漬け状態」もかなり多い失敗です。
これは株で儲けるイメージがないために起こる失敗です。
・損は早く切る
・利益は伸ばす
簡単ではありませんが、実践の中で「損小利大」の感覚を養うしかありません。
一度この感覚が身に付けば放っておいても行動できます。
なぜならその方が稼げると体感的に分かるからです。
これは自転車に乗るようなもので、最初がちょっと大変ですね。
分不相応な金額を投入する
自分のレベル以上の資金を投入するとほとんど負けます。
その最大の原因は感情が動くからです。
・儲けたいという「欲」
・損したくないという「恐怖」
その他の分野同様に、投資でも冷静さを失ったら負けます。
儲けることよりも損しないことを重視して少額から投資経験を積みましょう。
*リスクを抑えて投資経験を積む方法は以下記事参照
自分で考えない
基本的に人は適当なことをいいます。
・ある人は「上がる」という
・ある人は「下がる」という
しかし、将来のことは誰にも分かりません。
常に最悪を想定して、「自分の頭で考えること」が大切です。
そうすることで成長できますし、良い結果につながると思いますよ。
ボロ株に手を出す
初心者がボロ株(100円以下の株)に手を出すのは危険です。
安い株にはそれなりの理由があります。
大儲けできそうな幻想を抱くかもしれませんが、現実は厳しいものです。
何の理由もないのにボロ株を買うのは止めた方が良いでしょう。
投資スタイルが決まっていない
投資スタイルをコロコロ変えると損益が安定しません。
・ある時はデイトレ
・ある時はスイング
・ある時は長期投資
二刀流や三刀流でも問題ありませんが、得意な手法1つに絞る方が効率的です。
なぜなら相場では優位性のある取引を淡々と続けることで利益が膨らむからです。
例えばスポーツで次のようなことをするプロはいませんよね。
・ある時は卓球
・ある時はテニス
・ある時はサッカー
このようにコロコロと種目を変えずに、自分の得意分野1つに絞って実戦するということです。
投資スタイルが決まるまでは少額での実験的運用をおすすめします。
数年かかるかもしれませんが、それでも「あなたの得意分野」を見つけることが大切です。
投資スタイルもないのに長期的に儲けるのは不可能ですからね。
ニュース発表に反応する
ニュースと株価はかなり特徴的な関係性を持っています。
・好材料はキケン!?
・悪材料はチャンス!?
この辺はある程度の期間、相場観察をして勘を養うしかありません。
暴落時に投げ売りする
保有株が暴落して大きな含み損を見ると「恐怖」が生まれます。
そして人は恐怖から逃げるために株を投げ売ります。
・含み損を見て恐怖が生まれる
・恐怖から逃げるために投げ売り
多くの人が似たような行動を取るので、だいたいそこが底になります。
「売った途端に上昇し始めたと」いう典型的な失敗ですね。
そもそも感情に支配された時点で勝負はついてしまします。
暴落しても冷静でいられる資金量でエントリーしましょう。
私の失敗まとめ
ここからは私の初心者時代の失敗体験についてです。
私と同じ轍を踏まないように注意してくださいね。
自分の力を過信した
私の場合、すべての失敗原因はここから発生しているように思われます。
何の知識もないくせに、無意識的に「勝てる」と思い込んでいました。
結局は負けまくって自分の無力さを自覚した次第であります。
・自分はとても無力
投資成績が好転し始めたのはこのことを自覚できてからです。
天才のマネを試みた
天才投資家BNFさんのマネをして資金を倍増させようとしました。
凡人が天才をマネようとして大失敗したというワケです。
BNFさんの手法はネット上で簡単に見つかりますが、(凡人は)決してマネしない方が良いですよ。
資金急増を狙った
資金を一括投入して、「伸るか反るかのバクチ」を打っていました。
これは投機にも及ばない愚行ですが、当時はこれが投資だと思い込んでいたのです。
現実的な利益の出し方を知らなかった頃の愚かな行動です。
目先の利益を追いかけた
株は少しの損失を覚悟して大きな利益を育てるゲームです。
この「損小利大」の感覚が身に付いていないと、利益をすぐに確定してしまいます。
目先の利益を追いかけていてはいつまで経っても勝てないので要注意ですね。
自動売買システムを信じた
AI搭載の自動売買システム(30万円)に手を出して失敗しました。
自動でお金が増え続けるなんて幻想を抱いたバカな時代の話です。
結局、儲けたのは売買システムを売った人だけでした。
小額投資で経験を積まなかった
初心者のくせにいきなり大きな利益を狙って失敗しました。
やはり最初は授業料と割り切って「小額投資」で学ぶべきでした。
リスクを最小限にして投資経験を積む方法は以下記事も参考になりますよ。
投資手法を学ばなかった
相場で我流は通用しません。
長い歴史の中で「実績のある手法」を学び、実践するのが正解だと分かりました。
*なぜ投資手法が必要なのか?については以下記事参照
投資記録を付けなかった
投資記録は面倒ですが、付けないと振り返りができません。
何度も同じ間違いを繰り返して進歩がないので注意が必要です。
*投資記録の付け方は以下記事参照
株の失敗まとめ
この記事では多くの失敗をまとめましたが、あまりピンとこないと思います。
なぜなら失敗とは自分でやってみてはじめて理解できるからです。
私も散々試してみて気付いたことがあり、今の投資スタイルに至っています。
長い道のりになると思いますが、ここで取り上げた失敗談がお役に立てると幸いです。