その他(雑記)

【超基本】クレジットカードの仕組みを分かりやすく解説します。

「クレジットカードの仕組みがイマイチ分からない・・。」

「クレカ払いするとお金はどのように動くの?」

クレジットカードは便利でお得なアイテムですが、仕組みが分からないと不安で使う気にならないと思います。

*偉大な投資家ウォーレンバフェットも「よく分からないものには投資するな」と言っています。

そこでこの記事ではクレジットカードの仕組みからお金の流れまで分かりやすく解説します。

クレジットカードの仕組み

カードを「ピッ!」とすればあなたはその場でお金を払う必要はありませんよね?

これは誰でも知っていると思います。

しかし、実際には何らかの形でお金(電子データ)が移動しています。

この「お金の流れ」を理解すればクレジットカードの仕組みがよく分かります。

あなたがクレジットカードを使うと、お店はそのお金をカード会社に請求します。

そして、カード会社は一定期間後にあなたから回収したお金をその支払いに当てることになります。

つまり、現金払いとは違ってお金の移動に「時間差」があるのがクレジットカード払い最大の特徴といえます。

この「時間差」についてもう少し考えてみましょう。

 

クレジットカードで使ったお金はいつ払うの?

あなたがクレジットカードで使ったお金を払うのは一定期間後でOKです。

例えば1ヶ月分の代金をまとめてカード会社に払えばOKなのです。

*1回ずつ払うのではなく、一定期間の支払い合計をまとめて払います。

あなたがカード会社にお金を払うと、カード会社はお店に対してカードで使われたお金を支払います。

実際にはあなたがお金を払うより先に、カード会社はお店にお金を払うことが多いです。

*クレジットカード会社はあなたとお店の仲介をしています。

そして、クレジットカード会社が仲介に入ることでクレカ払い最大の特徴である「時間差」が生まれているのです。

現金払いを続けてきた人にとって、この「時間差」が違和感となるかもしれませんが、これはお金の本質が何かを理解すれば解決に向かいます。

 

お金の本質は「信用」

なぜ、このような後払いが可能になるのでしょうか?

その理由はお金の正体が「信用」だからです。

1万円札に価値があるのは、日本という国がその価値を担保している、つまり信用があるからです。

そして、クレジットカード払いでも同様に「信用」のやりとりが行われているのです。

 

①クレジットカードが使えるお店

クレジットカードを出せば商品を売ってくれる理由は、お店の「クレジットカード会社への信用」です。

「カード会社が後からお金を払ってくれる」という信用があるから、お店は商品を渡してくれるのです。

 

②クレジットカード利用者

そしてカード利用者は、「カード利用分の料金は必ず支払う」というカード会社との約束(信用)のもとカードを使えます。

*厳密にいうとクレジットカードは使わせてもらっている状態です。

クレジットカードには「審査」がありますが、この審査では「その人が信用に値する人かどうか」を判断しているのです。

 

③クレジットカード会社

クレジットカード会社は、「カード利用者とお店(カード加盟店)との仲介役を果たす」という社会的信用のもとに成立しています。

このように、クレジットカードの仕組みは3者の「信用」をベースとしているのです。

そして、クレカ払い最大の特徴である「時間差」が生まれるのは「信用」をやりとりしていたからなのです。

 

クレジットカードが普及した理由

「クレカ払いでは『信用のやりとり』が行われていることはわかったけど、なんでそんな面倒なことをするの?」

「現金で払った方が分かりやすくて良いのでは?」

このように思うのは当然です。

しかし、クレジットカードがここまで世の中に普及している理由は、クレカを使うと何か良いことがあるからです。

これはビジネスの話になりますが、クレカの利点について簡単に触れておきます。

 

①クレジットカードが使えるお店

まずはクレジットカード加盟店にとってのメリットを説明します。

クレカ払いOKにすればどんな良いことがあるのか?

結論からいうと、クレジットカード払い可能にすると、お店の売り上げが増えます。

その理由は、クレカ払いは利用者(お客さん)にとってもメリットがあるため、クレカが使えるお店で買い物をしてくれるからです。

その結果、クレカ払いが好きなお客さんが来店してくれたり(集客力UP)、高額商品が売れやすくなるのです(売り上げUP)。

 

②クレジットカード会社

次はカード会社にとってのメリットです。

クレカ会社はクレジットカード加盟店へお金を振り込む時に、「加盟店手数料」を差し引くことで儲けが出ます。

つまり、カードを使うお客さんが増えれば増えるだけ、クレカ会社は儲かるのです。

クレカを派手に宣伝しているのはこの「顧客獲得合戦」が理由ですね。

ちなみに、お店(カード払いできるお店)はこの手数料を払ってでも「カード払いOK!」にした方が売り上げが増えるます。

その理由はもちろん、クレジットカード利用者にも何らかのメリットがあるからです。

 

③クレジットカード利用者

クレジットカード利用者の1番のメリットは「ポイント還元」です。

クレカで支払うと、使ったお金の数%がポイントとして還元されるのです。

このポイントはお金と同じように買い物に使えますから、実質的にお金をもらっているのと同じことです。

現金払いではこのような「ポイント還元」はありませんから、クレカで支払う人が増えるのです。

このように、クレジットカードがビジネスとして成立している背景にはクレジットカードを「使う人」・「使われる店」・「発行する会社」がwin-win-winの関係で結ばれるからなのです。

*win-winの関係とは「関わる人全員にとってメリットがある」というビジネスの大原則。

このようなクレジットカードの仕組みが分かれば、まずはOK!

なぜクレカが社会に普及しているのかが理解できたと思います。