日本アビオニクス(6946)株価分析
まずは結論から
▼日アビオ株まとめ▼
・新型肺炎騒動で株価急騰中!
・チャート△(高乖離率)
・業績△(売上&利益)
・投機的な資金が流入中
・高値掴み注意!
それでは詳しく見ていきましょう。
Contents
日本アビオニクスの基礎知識
事業内容
防衛・音響機器大手です。
*4割が防衛関連事業
事業割合(セグメント)
情報システム:67%
電子機器:31%
プリント配線板:2%
日本アビオニクスの株価分析(現状)
株価の推移(チャート)
10年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
10年レベルの長期チャートで見ると結構値動きがありますね。
下値:1,000円
上値:2,000~3,000円
このくらい大雑把に考えておけばOKです。
2年チャート出典:Yahoo!ファイナンス
やはり1,000円で下げ止まる性質があるようですね。
*絶対ではないので注意が必要!
ここ最近は新型肺炎の拡大報道を受けて出来高急増・株価急騰となっています。
先日紹介したアゼアス(3161)との連動性があるのも値動きの特徴といえます。
エボラ出血熱騒動のときも連動性がありました。いわゆる「連れ高銘柄」ですね。
参考指標
株価:1,570円
PER:44.34倍
PBR:0.51倍
配当利回り:0%
自己資本比率:34.1%
ROE:0.24%
EPS:7.83円
*2020/1/25のデータ
・指標的には超割高
PERが40倍を超えているので急落リスクが高く、非常にキケンです。
現状、乖離率も激高なので買いを入れるには不適当なタイミングです。
・財務、経営状況について
ROEが1%以下なのは△ですね・・。
財務状態は普通くらいですね。
売上高の推移
2015年:256億円
2016年:229億円
2017年:214億円
2018年:187億円
2019年:174億円
売り上げは右肩下がりです。
当期利益の推移
2015年:-4.2億円
2016年:1.1億円
2017年:15億円
2018年:6億円
2019年:0.2億円
利益は安定せずかなり凸凹が大きいことが分かります。
一応営業黒字には復帰している状況です。
まとめ:日本アビオニクスの株価予想(今後)
投資長の見解
株価急騰中は関わるな!
今後の見通し
今の業績的にも長期的に株価が上昇する可能性は低いと思われます。
新型肺炎報道が収束すると(投機マネーが流出して)株価は適正水準に戻るでしょう。
投資戦略
Step①:平常時(出来高小・株価1,000円付近)で買いを入れる
Step②:感染症報道で株価急騰したら売り抜ける
ただ、業績が不安定なのでこの戦略はアゼアス(3161)でやった方が良いですね。
*アゼアスは業績安定・財務状態万全
アゼアスが急騰しているのに日アビオが出遅れていたら連れ高狙いの買いを入れるのはアリだと思います。