「現物株だけを売買したい!」
現物株への投資であればリスク管理もしやすく、最も安全な株取引といえます。
*現物株なら投資額以上の損失が出ることはありません。
では、現物株の売買をする場合、手数料がお得な証券会社はどこなのでしょうか?
主要ネット証券の取引手数料(10万円~100万円まで)を表にしてみました。
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10万円まで |
20万円まで |
30万円まで |
50万円まで |
100万円まで |
SBI証券 |
90円 |
105 |
250 |
250 |
487 |
GMOクリック証券 |
95 |
105 |
260 |
260 |
470 |
マネックス証券 |
100 |
180 |
250 |
450 |
1,000 |
松井証券 |
無料 |
300 |
300 |
500 |
1,000 |
楽天証券 |
90 |
105 |
250 |
250 |
487 |
ライブスター証券 |
80 |
97 |
180 |
180 |
340 |
カブドットコム証券 |
90 |
180 |
250 |
250 |
990 |
*松井証券のみ手数料体系が特殊なため、1日の約定代金合計額を表示しています。
ちなみに、SBI証券には、10万円以下の取引手数料が無料になる「アクティブプラン」もあります。
出所:SBI証券
*SBI証券には2種類の手数料体系があります。
*20万円以上の取引になると、アクティブプランよりスタンダードプラン(上表の手数料体系)の方がお得になります。
このように見てみると、現物株だけで取引をする場合には次のことが分かります。
ちなみに、100万円の現物取引をする場合最も手数料が安いライブスター証券(340円)と、最も手数料が高いマネックス証券・松井証券(1,000円)では手数料に3倍近い差があります。
660円の差を甘く見ているとどのようなことになるのか試算してみると、次のようになります。
1回取引をするだけで660円差がつくので、
2回取引をすると1,320円
3回取引をすると1,980円
4回取引をすると2,640円
5回取引をすると3,300円
6回取引をすると3,960円
7回取引をすると4,620円
8回取引をすると5,280円
9回取引をすると5,940円
10回取引をすると6,600円
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100回取引をすると66,000円もの差が出るのです。
「100回も取引しないでしょ?」と思うかもしれませんが、実はそんなこともありませんよ。
株の買い時(エントリーチャンス)が分かるようになると頻繁に売買を繰り返すことになります。
たとえば市場が混乱状態にある時は大きな利益を上げるチャンスが何度も訪れます。
株価が意味のない上下動を繰り返す場面が何度もあるからです。
*〇〇ショックなどの乱高下ではよく見られるチャートパターン
このような場面では、買い→売りを短い間隔で何度も繰り返すことになるので手数料にも大きな差が出てきます。
*投資で勝つためには資金を分割する「分割売買」が基本ですから、この1銘柄だけで10回~20回売買することも十分あります。
そんな時に手数料を甘く見ていたら、知らないうちにじわじわと利益が減ってしまうことになります。
ただでさえ国に税金を差し引かれるので、手数料のような「固定費」にはシビアになることをおすすめします。
まとめ
現物株を売買する時の手数料について
手数料も積もれば山となるため、あなたの取引スタイルに応じた証券会社を利用することはとても大切です。