【相場兵団地下室⑤】

*貯蓄型投資法の考え方は地下室講義①から見ることで理解が深まります↓

株◆資産を増やす銘柄の選び方◆貯蓄型投資法①

 

 

 

兵士長「解説動画の中では空売りによる上昇の取り方を説明していたが、貯蓄型投資法では空売りメインの攻撃はしない。

 

 

うねり取りにより株価の上昇も下落も取れば資金急増が狙えると思うだろうが、実際の相場はそんなに甘くない。

 

ここでは適切な空売りの使い方を理解しよう。」

 

 

 

 

【空売り主体の攻撃はしない】

貯蓄型投資法では、空売り主体の攻撃で下落を取りに行くことはしません。

*ここは講義動画の教えとは異なり、必ず勝つためのアレンジ戦略になります。

 

 

なぜなら、空売りは6ヶ月以内に決済する必要があるため、この期間内に株価が下落し含み益にならなかった場合、損切りせざるを得ないからです。

 

 

空売りの使用目的はヘッジ(コストダウン)に限定し、保有している現物株に利益が乗っているという担保の上でのみその使用を行います。

*空売りは必ずしも使う必要はなく、買いだけでも十分です。

 

 

含み益の乗っている現物株を保有していれば、たとえヘッジ空売りが強制決済に追い込まれる事態になっても「現渡し」で対応すればよく、損切りにはならないからです。

 

 

貯蓄型投資法では含み益の乗っている株は適宜利確していくのが基本ですが、現物株を持ち続ける場合がいくつか存在します。

 

 

・リーマンショック並みのバーゲン品を仕入れることができた時

 

・金融緩和などが開始され、長期間に渡る値上がりが期待できる時

 

・現物株を資産と考え、含み益が乗っていても利確しない時

 

・その他、含み益が出ていても現物株を売りたくない時

 

 

 

このような長期間のホールドを見据えた戦法を取ることを前提としてヘッジ空売りの解説をしていきます。

 

 

 

 

【ヘッジ空売りのタイミング】

ヘッジ空売りに限らず、空売りを入れるタイミングは株価が勢いよく上昇している時であり、下げ始めてから売りを入れるのは「追っかけ売り」という負け組の行動なので注意しましょう。

 

 

 

返済売りではなく、「空売り」を入れるタイミングは25日移動平均線が大きくプラスに乖離している時であり、株価急上昇直後にはこのような高乖離現象がよく起きます。

 

 

 

 

例えば次のようなチャートを見てみましょう↓

 

*ホリイフード(3077)

 

上昇トレンドにある銘柄でも株価は波を描きながら進む性質があり、一直線に上昇することはありません。

 

 

したがって、長期間で見れば値上がりが期待できるような状況下にあっても、急上昇後は高確率で調整の下げが入ります。

 

 

ヘッジ空売りとは、この「調整の下げ」を狙ったもので、株価が勢いよく上昇している時に空売りを仕込んでいく方法です。

*ここでも資金を分割し、建玉操作を使い、売り玉の平均約定値をできるだけ高くする

 

 

 

 

【空売りのタイミング】

空売りを入れるタイミングを測るためには乖離率だけでなく、チャート形や出来高分析など多くの指標を参考にしますが、株価が絶対に下げる保証はないことを常に念頭において、売り玉は控えめにした方がよいでしょう。

 

 

分かりやすい空売りポイントとしては上図のように25日移動平均線からの高乖離+大きな出来高が伴っている地点であり、大抵はその後に調整の下げが入ります。

 

 

 

株価調整の下げ(青丸部分)↓

 

 

ただし、必ず下落に転じる保証はありませんから、空売りも全部の売り玉を一度に入れるのではなく、打診売りから建玉操作の要領で資金を入れていきます。

 

 

 

 

【踏み上げの危険性について】

そして、空売りを主体に攻撃しない2つ目の理由は、空売りには一撃で投資家を破滅に導く「踏み上げ」の危険性が伴うからです。

 

 

株価が下げるスピードは速いと言いますが、上昇するスピードも相当な速さであり、予測がハズレた場合どこまで上がるか分かりません。

 

 

よほどの経験者であっても空売りには踏み上げの恐怖が伴い、平常心を保つことが難しいのです。

 

 

 

さくらインターネットは東証1部上場銘柄ですが、これまで私が経験した中でも最大級の踏み上げを見せた銘柄の1つです↓

 

 

*さくらインターネット(3778)

 

 

少し見にくいですが、次図の赤丸部分は急上昇直後の高乖離状態であり、かなり大きな出来高も伴っています↓

 

 

さらにはローソク足も陰線が出始め、絶好の空売りポイントのように見えます。

 

 

しかし、蓋をあけてみれば、ここは最悪のトラップポイントだったのです。

 

 

実際にここで空売りを仕掛けた億トレーダーは踏み上げをくらい、数千万~億単位の損失を被っています。

 

 

 

このような例からも分かるように、どんなに相場慣れした実績ある経験者であっても、空売り主体の攻撃を続けているといつか痛い目を見ることになるのです。

 

 

あなたがどのような銘柄を資産構築の土壌に選ぶかは分かりませんが、相場では何が起きるか分かりません。

 

 

大きな資金量での仕掛けに失敗してしまうと、一度のミスで大きな損失を被り、せっかく積み上げた資金が一瞬にして吹き飛んでしまう危険性も十分にあるのです。

 

 

生涯相場で勝ち続けるためにも、資産構築には空売り主体の攻撃はせず、現物の担保の上で「ヘッジ売り」のみの使用を心掛けましょう。

 

 

 

 

兵士長「人間のもつ欲望は果てしなく、『もっともっと』と言い出すとキリがない。

 

どんなに稼いでも、相場には一撃で投資家を負け組に転落させる強力なトラップがいくつも待ち受けている。

 

 

そして、億レベルのベテラントレーダーであってもワナにかかってしまうことを考えると、よほど強力なリスクヘッジをすべきである。

 

つまり、空売り主体の攻撃は仕掛けないことを戦略とし、買いだけで攻めれば良いのである。」

 

 

 

空売りの使い方について理解できたら、次はビットコイン相場に舞台を移し、建玉操作の実践例を見てみましょう↓

株◆買い方&売り方のコツ◆ビットコインで建玉訓練★貯蓄型投資法⑥