この記事ではリバウンド投資法について解説します。

 

リバウンド投資法とは25日移動平均線から高乖離状態にある銘柄への仕掛けです。

*JT(2914)

*25日移動平均線からの乖離率はYahooファイナンスで確認できますよ。

 

高乖離銘柄へ仕掛ける理由は、その後に高い確率で「リバウンド現象」が発生するからです↓

下がり過ぎた時に買いを入れ、この上昇(リバウンド)で利益を狙うのです。

 

今回はTATERU(1435)という銘柄へのリバウンド投資法の実践例を紹介します。

今回のリバウンド投資法

いつも理想通りにはいきませんが、ある程度の想定外は想定内として攻めを開始します。

 

株式投資に限ったことではありませんが、いつも思い通りにはいかないことを前提として戦いに臨みましょう。

 

 

発見

ある日のことでした。

 

私は何気なくYahoo知恵袋を見ていました。

 

すると何やら気になるタイトルが飛び込んできたのです↓

 

TATERU(1435)という聞いたこともない銘柄が話題になっていました。

 

TATERU(たてる?)とはなんだろう?と思った私はチャートを見てみました。

 

すると↓

「異常に急落してるじゃないか・・」

 

証券ツールで急落の理由を調べると、どうやら何かの不正が発覚したこと分かりました。

新卒OL新卒OL

いつものやつですね。

兵士長兵士長

いつものパターンだな。

粉飾決算や水増し請求、インサイダー取引に談合、賄賂など不正とは相場の日常です。

 

しかし、これは第三者視点。

 

不正が発覚した銘柄をホールド中の投資家(主に巨人)はまるでロシアンルーレットが当たったかのような過剰反応を示す傾向があります。

*巨人=大口投資家

AボーイAボーイ

むしろ巨人の仕業かもよ?

兵士長兵士長

超大型の可能性もあるな。

その結果、ストップ安3連に加えてさらなる下落で25日移動平均線からの乖離率は-70を超えていました。

 

ちなみにTATERUは東証一部の建設株です。

 

気付くのがちょっと遅れはしましたが、これなら十分射程圏内と判断。

JKミカJKミカ

戦略はどうするの?

兵士長兵士長

短期のスイングだな。1週間前後でケリがつくだろう。

配当利回りは2.26%なのでまずまず。

 

資産銘柄として長期ホールドという選択もありますが、資金効率を考えるとここは短期のリバウンド狙いが妥当でしょう。

 

連休明けの9/18より打診買いを開始しました。

 

 

仕掛け

私は大きな儲けを狙うよりは勝率を100%にすることを心掛けています。

 

「絶対に負けない勝負がしたい。」

 

そのために重要なことは資金量を抑えたトレード。

 

TATERUは確かにチャンスですが、ここから株価がすぐにリバウンドする保証はありません。

負けないためには「上げても下げてもOK」の状態をキープすること。

 

どれだけ時間がかかっても上がるまで待とうホトトギスの感覚でいると基本的には負けません。

 

そうなると、とるべき戦略は「リバウンド狙いの売買差益戦略+上がらなかったら資産銘柄として長期ホールド戦略」です。

JKミカJKミカ

戦略の名前長くない?

兵士長兵士長

戦略名は適当でいいぞ。

ちなみに、資金量を抑えてエントリーすることの一番の利点は感情が動かされないこと。

 

上がっても下がってもたいして何とも思わない。

 

含み損に突入しても含み益が乗っても平常心。

 

ビビることもなければ焦って利確に走ることもありません。

JKミカJKミカ

欲も恐怖もない状態ね。

兵士長兵士長

「感情フリー」というやつだ。

オウムが倒産倒産と騒いでも「ふーん」で終わります。

 

これは投資で勝つために重要なことなのでぜひ参考にしてほしいと思います。

 

 

さて、そろそろ仕掛けていきましょう。

 

連休明けの火曜日(9/18)は朝から用事があったので成行き注文を入れて家を後にしました。

 

 

で、帰ってみると↓

S高に張り付いていました。

窓際係長窓際係長

兵長、どうしますか?

兵士長兵士長

放置だな。

ここからは追っかけ商いをする人たちが大勢いるのでもう少し様子を見ることにしました。

 

乖離率も-60を下回っている様子↓

 

そして、次の日も↓

S高に張り付いているのでそのまま放置しておきました。

 

投入している資金量が少ないとメンタルが安定してとても戦いやすいのでおすすめです。

 

 

さて、次の日は↓

どうやら魔法が解けはじめた様子です。

 

乖離率は-50ほどありますが、あまり欲張るのはやめたほうが良いでしょう。

 

 

決済

決済するときに大切になるのが「与える勇気」です。

株は最高値で売ることはできません。

 

そして、最高値で売ろうとするとロクなことにはなりません。

 

 

逆に、もっと上がりそうな状態で次の(欲しがっている)人に譲ってあげるのが正解です。

 

利益を独り占めするのではなく、次の人に分けてあげようとする思想を「与える勇気」と呼んでいます。

 

そしてさらに株が上昇したら、「自分から買ってくれた人が儲るのであればそれでよし」と考えましょう。

 

この思想を前提として含み益状態の株を売ります。

411円で仕入れた株が521円で売れたので110×400=44,000円くらい儲かりました。

 

税金を8,825円取られているので、実質的な儲けは35,000円くらいです。

窓際係長窓際係長

プチボーナスが出ましたか。

兵士長兵士長

割の良いバイトだな。

今回は仕掛けが遅れたことに加え、すぐにリバウンドがはじまってしまったのでこれくらいの利益でフィニッシュです。

 

資金力がある人はもう少し攻めてもよい局面でしたね。

 

 

本来のリバウンド投資法

仕掛けに移るのが遅れたために上のような仕掛け方になってしまいました。

 

では、理想的にはどのようにリバウンドを狙えば良いのか?

 

ここからはリバウンド投資法の理想形を説明します。

 

発見

遅くてもストップ安が3連した時点では気付いておきたいですね↓

ただし、早く発見しても仕掛けが早すぎると十分に約定値を下げることができないので注意が必要です。

*資金力がある人は別

 

 

仕掛け

大きな出来高を伴うローソク足が立ち始めた辺りから仕掛けを考えます。

ストップ安3連が効いているので乖離率もかなり小さくなっているはずです。

 

どれくらいの乖離になったら仕掛けるのかという明確な基準はないので、ここはチャートと合わせて考えることになります。

 

仮に、資金が100万円あってこの状態で仕掛けを打つなら、一打目の打診買いは15万くらいが妥当でしょう。

とりあえずこれで様子を見ます。

 

ここからすぐに上昇が開始したら、もう追加投資はせず、この「買い①」だけで利益を取ります。

AボーイAボーイ

どうして追加投資しないの?

兵士長兵士長

平均約定値を上げないためだ。

株価は横ばい状態を推移して胴体のない短いローソク足が出ました。

 

ここから上昇しそうな気はしますが、打診買い(買い①)から値段が十分に下がっていないため追加投資はしません。

 

残りの資金(80万)は平均約定値を下げるために温存しておきましょう。

 

すると↓

株価はさらに下げを開始して一段安くなりました。

 

ここは追加投資の判断が難しい場面ではありますが、乖離も大きいので2打目を入れていきましょう↓

ここで追加投資をためらうと平均約定値を十分下げられなくなる可能性があります。

 

追加資金は1打目と同じかそれ以上を投入していきます。

 

私は1-1-2-2+αという建玉が使いやすいのでこれを多用します。

 

始めの「1-1」が「ジャブ-ジャブ」という感じですね。

 

この辺は底値の探り合いになるので、いろんなパターンを経験することが必要です。

 

ちなみに、いきなり資金全力で右ストレードを打っていくと大抵ハズレますので注意しましょう。

 

 

そしてさらに数日後↓

株価はさらに下げた後、小さな陽線が立っています。

 

チャート上ではそこまで下げていないように見えますが、実際にははじめの打診買いから30%は下がっています。

 

ここまでには確実に2打目を入れておく必要があります。

 

攻める人ならここで3打目を打っているかもしれませんね。

大きな含み損にも臆することなく冷静に3打目を入れていけるようになれば大きな儲けを手にすることができるでしょう。

 

ただ、残りの資金に余裕がなくなってくると焦りが出てくる可能性があるので注意が必要です。

 

そして、数日後↓

株価は上昇を開始しました。

 

リバウンド現象の発生です。

 

ここから買い向かうとカモになってしまうので注意が必要です。

*実際のトレードは一打目の打診買いが追っかけ気味になっているので、あまりよろしくはありませんでした。

 

 

決済

平均約定値が十分下がっていればリバウンド現象の到来とともにすぐに含み益が乗ります。

入れている資金量が大きければその分大きな含み益になるので、決済に入ります。

AボーイAボーイ

もう売っちゃうの?

兵士長兵士長

基本的にカウンターのタイミングは一瞬だ。

リバウンド現象は一過的な買いの殺到現象なので、そう長続きはしません。

 

ただ、私の場合は殺到する買い注文にカウンターを当てるようなイメージで売り注文を出します。

 

利益を伸ばすためには長めにホールドすると良いかもしれませんが、リバウンド現象は一時的なものです。

 

もしこれを逃せば、今度はかなりの長期戦に突入する可能性があります。

 

今回のTATERUは株価自体がかなり安くなっているので、それでも良いかもしれません。

 

この辺りは手法の使い手の考え方次第というところでしょうか。

 

いずれにしても含み損がきちんとコントロールできていれば負けはありません。

 

 

リバウンド投資法まとめ

一見単純そうに思えるリバウンド投資法ですが、実は色々なことを考えながら戦っています。

 

・ベースとなる投資戦略

・うねり取り(建玉操作)

・テクニカル分析

 

基本が理解できたら、過去のリバウンドチャンス(過去問)で何度か技を確認しましょう。

 

その後はひたすら実践していけば、だんだんと上手くなっていきますよ。