板読みを使う効果的なタイミングは理解できたでしょうか?

*板読みを使うタイミングが分からない人は以下記事参照↓

株◆板読みのタイミングとは?◆板情報の見方・読み方④

板読みは相手の動きを正確に把握できる強力なツールではありますが、1日中見続けるのは効率が良くないという話でした。

ここでは、板を読むとき特に注意すべきポイントについて解説します。

板読みの注目ポイント

板読みシリーズで解説した、見せ板アイスバーグ注文は巨人の仕掛けて来るワナの中でも特殊な注文方法です。

このような攻撃を仕掛けるためには専用のツールが必要であり、特にアイスバーグ注文を仕掛けて来るのは機関投資家レベルの超大型巨人です。

*アイスバーグ注文を出すには機関投資家専用ツールが必要です。

AボーイAボーイ

資金量が大きいから動きが分かりやすいんだよね?

兵士長兵士長

その通りだ。

超大型巨人の動きを把握して適切な対処ができれば簡単に利益を上げることが可能ですが、いつもこのような特殊注文を発見できるわけではありません。

したがって、ここでは一般的な巨人の動きを把握するために見るべき板読みポイントについて解説していきます。

板読みで見るべき最重要ポイントである「板読みの3要素」は以下のようになります。

歩み値のサイズ

②歩み値のスピード

③その変化はチャートに反映されているか?

 

①歩み値のサイズ

これは新兵がトレード中に発見したものですが、巨人の売買跡が見てとれます↓

歩み値を拡大すると次のようになります↓

歩み値に他とは異質な注文が流れているのが分かるでしょうか?

ここです↓

一撃で2億円を超える買い注文が入っています。

このような大きな買いは資金量の少ない個人投資家には出せませんから、ここは巨人が動き始めたと見て間違いありません。

JKミカJKミカ

大きな注文は目立つもんね。

兵士長兵士長

巨人の動きは丸見えだろ?

ただ、この価格帯に重要なラインはなかったので、この巨人はある程度の長期(もしくはスイング)のつもりでポジションを取ったようです。

リバウンド戦略が有効な場面だったので、巨人もそのつもりで仕掛けてきたのかもしれません。

このように、同じ巨人の一撃でも時と場合によりその注文の意図が異なるため、板読みをする時には相手の意図も考えながら行うことが大切です。

*このような状況判断能力を総称して「相場勘」と呼びます。「勘」とは書いてありますが、「何となく」ではなく、知識と経験に基づく理論的思考能力のことです。

巨人は値動きに大きな影響を与えるので、スイング巨人や長期巨人が動き始めると日足単位で値が上がり始めます。

実際、株価は上昇に転じています↓

売買の判断材料として巨人の動きを観察することは板読みに限らず株式転売の基本です。

「では巨人は負けないのか?」と思うことがあるでしょうが、巨人が負けることも当然あります。

ただ、多くの巨人は知性を持っており、何かの意図があって買いを入れてきます。

何の考えもなく、感情まかせに売買するような無垢の巨人は相場では短命だからです。

したがって、巨人の売買跡を発見したら何らかの意図があってのものと考えてまず間違いありません。

その意図がデイトレなのかスイングなのかによって対処方法は異なりますが、巨人の動きを発見するための基本は歩み値の注文サイズだということを理解しましょう。

 

②歩み値のスピード

歩み値のスピードには相場参加者が入れている注文の多さが反映されています。

多くの人が一斉に注文を入れ始めると歩み値はスピードアップし、神経質な上下動を始めます。

AボーイAボーイ

寄付きとかメッチャ速いよね。

兵士長兵士長

大勢の人が参加している証拠だな。

このような現象は特にライン上で多く見られ、ラインを意識している人の多さがよく分かります。

何か大きな報道があり、市場から注目を集めている銘柄は普段よりも歩み値がスピードアップしているのもこういった理由です。

さらには、ライン付近では小さな注文が機械的に連続して流れることがよくありますが、これは逆指値注文が作動したことを示しています。

「主要ラインを少し抜けた所に逆指値注文を置いて損切りしよう」という発想は多くの人が持つ行動パターンであり、溜まった注文がぶち抜かれるとこのような現象が見られるのです。

*逆指値注文が巨人のカモになることは以前話した通りです↓

逆指値で損切り注文を入れる時の注意点◆ストップ狩りとは?◆

このように歩み値のスピードにも相場参加者の心理や行動が反映されているので、板読みをする時は「それがどのような意味をもっているのか?」を考察することが重要になります。

 

③その注文はチャートに反映されているか?

大きな注文が入っているにも関わらず、その結果がチャートに反映されていないことがあります。

このような時は注意が必要で、巨人の注文を吸収しているさらに大きな力が働いている可能性を考える必要があります。

スイングトレードであれば板上の情報はさほど気にする必要はありませんが、説明がつかないような異常事態を察知する力も要求されます。

*仕手戦や新興銘柄ではスイング戦の時も板読みが有効なことがあります。

現象には理由があるので、なぜこのような変化が起きているのか?」を考えることが重要です。

投資もビジネスも理詰めで戦ってこそ継続的な勝利を得ることができるのです。

 

まとめ

板読みをする時に注目すべきポイントは3つありました。

注目ポイント

・歩み値のサイズ

・歩み値のスピード

・その変化はチャートに反映されているか?

まずは板読みの基本を身に付けておきましょう。

歩み値の注目ポイントが理解できたら、次はテクニカル分析と板読みの合わせ技について学びましょう↓

株◆ライントレード+板読みテクニック①◆板情報の見方・読み方⑥