*板読みシリーズは講義①から見ることで理解が深まります↓

株◆板読み入門◆板情報の見方・読み方①

兵士長兵士長

ここからは発展編に入っていくぞ!

板の基本的な見方は理解できたでしょうか?

この記事では「見せ板」という特殊な状況について説明します。

見せ板とは?

基本的な板情報と歩み値の見方が分かったところで発展編に入りましょう。

まずは次の板情報を見てみましょう↓

売数量

値段

買数量

1200

104

 

600

103

 

2000

102

 

1300

101

 

 

100

356000

 

99

397500

 

98

298000

 

97

315300

 

96

1500

 

95

5000

このような板を見た純粋なデイトレーダーは何を思うでしょう?

JKミカJKミカ

何だか大きな買い注文が入ってるね。

兵士長兵士長

さすがに気付いたようだな。

この板状況で目立つのは以下の赤色部分です↓

売数量

値段

買数量

1200

104

 

600

103

 

2000

102

 

1300

101

 

 

100

356000

 

99

397500

 

98

298000

 

97

315300

 

96

1500

 

95

5000

97~100円の買い板に数億円レベルの買い注文が入っています。

*板上の注文は出ているだけで約定していません。

相場が戦場だという認識がないカモトレーダーたちは、

「97~100円の買い板が厚いぞ!」

「ここから値段が下がることはないだろう。」

と思って101円の株を買いに行くでしょう。

 

しかし・・・

 

こんなに分かりやすいことが相場で起きるわけがありません。

これまで何度も言っているように、相場は戦場」なのです。

こんな単純な行動で儲かるのであれば、誰でもできます。

 

この不自然な板の正体は何でしょう?

 

もちろんこれはワナですよ。

誰が仕掛けたのでしょうか?

巨人に決まっています。

奴らでなければ、数千万~億単位の買い注文を出せませんから。

新卒OL新卒OL

何の目的があるんですか?

兵士長兵士長

奴らの狙いを説明しよう。

巨人が仕掛けて来るこの手のワナを「見せ板」と言います。

*見せ板は相場ではルール違反ですが、普通に出現します。

 

ではこの見せ板で巨人は何がしたいのでしょうか?

 

その答えは先ほどワナにかかったカモトレーダーの思考を振り返ってみるとすぐに分かります。

「97円~100円の買い板が厚いので、下値は堅いぞ!ここから値段が下がることはないだろう。

 

それが狙いです。

底堅いと思わせるためのフェイント(だまし)を入れているのです。

そして、カモトレーダーは「チャンス」と勘違いし、売り板に出ている101円の株を買いに行きます。

もしかしたら102円に出ている売り注文も買っていくかもしれません。

数十万程度であればカモトレーダーであっても買える金額ですから。

すると次のように板が変化します↓

売数量

値段

買数量

1200

104

 

600

103

 

 

102

295000

 

101

326500

 

100

356000

 

99

397500

 

98

2000

 

97

3100

 

96

1500

 

95

5000

あれ?

今度は99~102円が底堅くなりました。

すると今度はカモBが先ほどのカモAと同じことを考え、103円、104円に出ている売り注文を買いに行きます。

このようにしてどんどん値段を吊り上げていくのが巨人の「見せ板」というフェイント攻撃なのです。

窓際係長窓際係長

絶妙な技ですね。

兵士長兵士長

これくらいは普通の世界だ。

カモトレーダーを安心させ、高値の株を売りつける奴ら巨人の常套手段なのです。

そして当然ですが、巨人は億単位の買い注文を実際に約定させるつもりはありません。

見せ板はフェイントで本当の狙いは保有中(もしくは空売り)の株をただ高値で売りたいだけです。

巨人は本来の目的を果たすと見せ板注文をキャンセルしますから板情報は次のようになります↓

売数量

値段

買数量

1200

104

 

600

103

 

 

102

600

 

101

500

 

100

1300

 

99

900

 

98

2000

 

97

3100

 

96

1500

 

95

5000

AボーイAボーイ

何事もなかったような状態だね?

兵士長兵士長

これが本来の板状況だからな。

巨人は目的を果たしたので消えてしまいました。

カモトレーダーは巨人のフェイントにかかり、高値で掴まされた株を持っていますが、この後さらに高値を買ってくれる人はいるのでしょうか?

誰もいなければもう値段はどちらに動くか分からないバクチゲームに突入しますから、カモトレーダーが利益を取れる保証はありません。

根拠を失ったカモは損切りして損するだけです。

JKミカJKミカ

まさに「カモ」ね。

兵士長兵士長

何も知らないと簡単にカモられるぞ。

このように巨人は巨額の資金量にものを言わせて、何も考えていないカモをワナに嵌めることを生業としています。

ただ、巨人の動きは目立つので注意して見ていればすぐに分かります。

奴らが何の目的で何をしているのか分かっていればワナにかかることもないのです。

 

板情報で読み取るべきは巨人の思考であり、何を仕掛けているのか察知することが第一目的です。

ここでは「見せ板」という攻撃パターンを理解することで、チャンスに見えるワナにかかることを避けましょう。

新卒OL新卒OL

相場ってすごいところですね。

兵士長兵士長

残酷な資本主義社会の縮図だからな。

相場は弱肉強食の世界であり、多くのワナが張り巡らされています。

見せ板は最も基本的なものですが、まだまだ多くのワナが待ち受けていますよ。

見せ板が理解できたら、次はアイスバーグ注文について学びましょう↓

株◆アイスバーグ注文・ステルス注文とは?◆板情報の見方・読み方③