「株を始めたいけど、どの銘柄を選べば良いの?」

「儲かる株の選び方が分からない・・・!」

あなたは株を買うとき、どのようにして選んでいますか?

株の銘柄は3000種類以上あるので、違いがよくわからず、勘やセンスで何となく選んでいませんか?

JKミカJKミカ

儲かる選び方があるの?

兵士長兵士長

ある程度はパターン化できるぞ。

経験が少ない状態ではどの株も良さそうに思えてしまいがちですが、銘柄選びは「あなたの投資目的」によって決まってきます。

「目的」とはあなたが実現したいこと。

例えば、

・配当金をもらう(配当金狙い)

・安く買って高く売る(売買差益)

・デイトレで儲ける(短期売買)

といった「投資スタイル」のことです。

あなたは何を目的として株を買うのでしょうか?

投資目的に最適の銘柄を選ぶことが勝ち組への第一歩となります。

この記事では、7つの目的別に投資銘柄の選び方を解説していきます。

配当金で選ぶ

配当金とは現物株を保有している株主(投資家)が投資先の企業からもらえるお金であり、不労所得の代表格です。

株の配当金は銀行金利の10倍以上の超高金利状態なので実に割の良い投資戦略といえます。

次の表を見れば、実際どれくらいの配当金がもらえるのか分かります。

出所:Yahooファイナンス

ランキング上位の銘柄になれば5%以上の高配当銘柄がいくつもあります。

100万円を銀行に預けても千円程の利息しかつかないのに比べ、株に投資しておけば5万円ももらえるのです!

「それならできるだけ配当金が高い銘柄に投資しておこう!」と思うかもしれません。

しかし、配当金狙いの投資であっても、ただ単に配当利回りが高ければ良いわけではありません。

まずはもっと大切な「安全性」について考えましょう。

 

安全な銘柄に投資する

投資の目的を配当金に定める場合、前提条件とすべきなのが、「倒産確率が低いこと」です。

ただ、損益計算書等の財務分析は専門家レベルの知識が必要なので初心者には難しいところがあります。

でもそんな難しいことをしなくても簡単に判断できるポイントがいくつかあるので紹介しておきます。

投資先の企業を選ぶ時のポイントは

①東証1部の大企業

②株価が安すぎない

③何の会社か分かる

という3条件です。

専門的な知識に乏しい場合は、「最低条件を満たしていればとりあえずはOK!」と考えましょう。

 

①東証1部の大企業を選ぶ

東証1部に上場できる銘柄はかなり厳しい審査に合格した企業だけです。

財務状況に問題があれば東証2部へと降格されるなどの措置が取られるのですぐに分かります。

また、この時に注意して欲しいことは、投資先の銘柄に「取引注意情報」が出ていないか確認することです↓

*取引ツール:SBI証券(ハイパーSBI)

「取引注意情報」をクリックすると、その銘柄がどのような状態にあるのか知ることができます。

取引注意銘柄に指定されるのは、主に次の3種類です。

・上場廃止が決定した「整理銘柄」

・上場継続を審査中の「管理銘柄」

・財務状況が不安的な「継続企業注記銘柄」

このような銘柄はキケンな状況にあるので、投資する前に必ず取引注意情報をチェックしましょう。

 

②株価が安すぎない銘柄を選ぶ

株の値段は様々で、中には100円未満の「ボロ株」もたくさんあります。

「安い株ならお得に買えてラッキー!」と思うかもしれません。

しかし、株価が安いのにはそれなりの理由があるのです。

その理由とはなんでしょう?

簡単です。

みんなが欲しがらないから値段が安いのです。

AボーイAボーイ

なるほど!僕でも分かるかも。

兵士長兵士長

アダム・スミスのいってる原理だな。

これは市場の原理から考えても当然の「結果」です。

ソフトバンク(9984)やトヨタ自動車(7203)などは誰でも知っている超有名銘柄で、値段も7,000円前後はします。

*2018年4月5日現在

多くの人が欲しがるからこそ株の価値は担保されています。

逆に、あまり人気のない、誰も知らないような企業の株を長期間ホールドして「資産」とするのは少々危険です。

高配当なのはうれしいのですが、株価が安いことにはそれなりの理由があるので、「配当利回り」だけでなく「株価」もチェックしましょう。

ちなみに私は日産自動車の株を保有していますが、その理由は高配当(約5%)がもらえる大企業であることに加え、このあと解説する「売買差益」も狙える銘柄だからです。

表を見ると、日産自動車株は5%近い利回りなので、約45万円の投資に対し、1万円の配当金がもらえます↓

配当金狙いの株式投資であれば、相場の上下動に関係なく、現物株を「ただ持っているだけ」でお金がもらえます。

下手に売買するよりも簡単に勝ち組に入れるので初心者にはおすすめの投資戦略です。

 

配当金狙いの注意事項

配当金の魅力は何もしなくてもお金がもらえることです。

「だったら、持っているお金を全部株に換えておこう!」と思うかもしれません。

しかし、全額を一括投入することはおすすめできません。

その理由は2つあります。

①含み損の問題

②売買差益の方が効率的

まずは投資初心者が陥りがちな「含み損のワナ」から説明します。

 

①含み損の問題

「含み損のワナ」とは、大きな含み損を見た初心者が不安になり、資産を「損切り」してしまうことです。

AボーイAボーイ

「損は早く切れ」って習ったけど?

兵士長兵士長

それはあくまでマネーゲームの戦略だ。

多くの投資指南書には「損切りは良い事だ!」と書いてありますが、それはデイトレなどのマネーゲームでの話。

配当金狙いの株式投資において損切りはすべきではありません。

その理由は、含み損を抱えていても何もしなければ何の問題もなく、あなたが持っている現物株は配当金(不労所得)を生み出してくれる「資産」だからです。

放置しておけば良いものを、「不安」という感情から損切りしてしまうことは、含み損の分だけ費用をかけて金のなる木を切り倒す行為に他なりません↓

感情とは人間に備わっている本能ですが、相場で感情行動(本能行動)を取るとまず勝てません。

何を目的とした投資なのかをしっかりと意識して「理性的に」振る舞うことが必要なのです。

 

②売買差益の方が効率的

資金を分割すべき2つ目の理由は、配当金よりも売買差益を狙った方が資金効率が良いからです。

売買差益とは安く買った株を高く売ることで得られる利益のことです。

上のようにたった3日持っていただけで5,000円の利益が得られるのが売買差益のメリットです。

JKミカJKミカ

「持ってるだけ」で良いんでしょ?

兵士長兵士長

超ラクだろ?

値動きの上下動を読むことはできませんが、株は波を描く性質をもっているため資金を小分けにして買いを繰り返した方が売買差益を取れる確率が上がります。

*さらには効率の良いタイミングを見計らうことで勝率を高めることができます。

少し覚えることはありますが、次で紹介する「売買差益狙い」を意識するだけで資金効率を上げることができます。

 

売買差益を狙う

安く買った株を高く売ることで利益を得る方法は株式投資の基本であり、これをキャピタルゲイン(売買差益)といいます。

上の決済書では216,400円で買った株を222,400万円で売ることで5,000円程の利益を上げています。

「5,000円ずつではあまり大儲けできないのでは?」と思うかもしれません。

しかし、これを10回繰り返せば5万円ですし、100回繰り返せば50万円になります。

*資産はコツコツ積み上げることをおすすめします。

さらには投資金を増やせば大きく儲けることも十分可能になります。

AボーイAボーイ

ドッカンと大儲けできるの?

兵士長兵士長

ドッカンではなく「コツコツ」と増えるイメージだ。

ただ勘違いしないで欲しいのは、ここで紹介する「売買差益狙い」とは「一攫千金狙い」のことではありません。

*一撃の売買で投資金を何倍にも増やす方法は、この後解説する「テンバガー(10倍株)」狙いです。

ここでは、「小さな勝ち」を「高い再現性」を持って何度も繰り返す、「堅実な資金運用」をするための売買差益銘柄の選び方を説明します。

 

売買差益銘柄の選び方

小さな利益(売買差益)を高い再現性をもって何度も繰り返すための銘柄とは?

銘柄を選ぶ時に見るべきポイントは次の5つです。

①倒産確率がほぼ0である

②ある程度の値動きがあり、株価が波動を描く性質をもっている

③貸借銘柄である

④出来高、売買代金が大きい

⑤配当利回りが大きい

以下、詳しく解説していきます。

 

①倒産確率がほぼ0である

100%倒産しない企業は存在しません。

ただ、資産構築の土台である銘柄は絶対に生き残るほど盤石の経営基盤を有しているものが良いことは理解できると思います。

新卒OL新卒OL

倒産はキビシイですもんね。

兵士長兵士長

安全第一だな。

経営年数や業績、同業種におけるシェアなどを考慮するのですが、やはり新興銘柄よりは東証1部上場の大企業を選択すべきです。

それは、投入資金が大きくなればなるほどメンタルへの負荷がかかりやすく、何かの事件(〇〇ショックなど)が起きて同時株安などに見舞われた時、不安になる可能性があるからです。

*株式投資で最も避けるべき行動の1つは「感情によって行動すること」であり、これをやるとかなり高い確率で負けてしまいます。

何らかの事件や報道(悪材料)は相場の日常であり、そのような雑音に振り回されないためにも盤石の経営基盤を持つ大企業を資産構築の土台に据えておくことが望ましいのです。

 

②ある程度の値動きがあり、株価が波動を描く性質をもっている

これは意外と気付きにくいところですが、値動きは銘柄ごとで全く違います。

・トレンド形成型

・ほとんど横ばい型

・デタラメ運動型

基本的に値動きは気まぐれなので、完全に「型」にはめることはできません。

ただ、売買差益を取るためには「同じような価格帯で大きな上下運動をしている銘柄」が理想的です。

その典型が次のような値動きであり、このような銘柄は売買差益狙いに向いています。

*ヤマトHD(9064)

株価は同じような価格帯を上下動しているだけなので、売買差益による利益を何度も積み上げることができます。

*配当よりも売買差益による利益の方が資金効率が良い

同様に次のような値動きも波動を形作っており、何度も売買差益を取ることができます。

*KDDI(9433)

短期間でこれだけ上下動してくれると売買差益だけでもかなりの利益になります。

このような銘柄であれば、25日移動平均線からの乖離率を目安にして、「下げたら買い、上げたら売り」を繰り返すだけでOKです。

しかし、次のようにほとんど波打たない銘柄もあり、こういった値動きは売買差益狙いに向かない銘柄と言えます。

*ファナック(6954)

このような銘柄は値動きの上下動がほとんどないので、十分な売買差益が取れません。

狙いを配当金に絞るのであればどういった値動きでも問題はありません。

しかし、キャピタルゲイン(売買差益)を取れた方が資産構築のスピードが格段に上がるため、値動きの波が大きな上下動をしている銘柄を選択する方が良いのです。

 

③貸借銘柄である

対象銘柄は信用買いおよび空売り可能なものにしましょう。

兵士長兵士長

空売りは必ずしも必要ではないぞ。

なぜ、信用買いが必要なのか?

その理由は、売買差益狙いの時にはいきなり現物株ではなく、まず信用買いを行います。

さらには「ヘッジ空売り」もできた方が攻撃の幅が広がり、売買を有利に展開できるからです。

それでは信用買いからはじめる理由を解説します。

 

信用買い→現物株とする理由

貯蓄型投資法において、株を買う時はまず自己資金の余力内で信用買いを行います。

そして、そのポジションで6ヶ月以内に売買差益を確定できなかった場合に「現引き」することで現物株を保有します。

その理由は信用買いで持っていた方が売買の自由度が高く、建玉操作が有利に展開できるからです。

次のような例を見てみましょう。

(値動きの一例↓)

1,000円×100株・・・買い①

     ↓

(株価が500円まで下げた)

     ↓

500円×100株・・・買い②

     ↓

(株価が750円まで上げた)

このような経過で現在の株価が750円の場合を例に考えてみます。

ポジションを信用買いで持っている場合は、買い①・買い②のうち都合が良い方だけを決済できますから、「買い②」だけを売却すれば売買差益25,000円を獲得できます。

*この時、買い①は含み損が出ているのでそのままにしておきます。

しかし現物は「先入れ先出し」となるためこのような決済方法はとれず、「買い②」だけの売却はできません。

平均約定値は750円ですから損失を出さないためには、「何もしない」または「一括決済」しか手立てがなくなります。

*一括決済の場合は同値撤退(±0)となります。

このように、信用買いで持っていた方が選択の自由度が大きいため、買いを入れる時にはまず信用で買う方が良いのです。

 

エントリータイミングについて

上で少し述べましたが、株の売買タイミングを測るために私が最もよく使うテクニカル指標は、25日移動平均線からの乖離率です。

マイナス乖離が大きくなるほど、その銘柄は一時的なバーゲンセールの状態にあり、その後大きなリバウンド現象が期待できます。

しかし、乖離率も所詮はテクニカル指標に過ぎず、当たるときもあればハズレる時もあります。

移動平均線からの乖離率をエントリー指標にできるのも、ベースにしっかりとした「投資戦略」あってのものです。

 

④出来高、売買代金が大きい

この指標を見れば売買がどの程度盛んに行われているか知ることができます。

出来高、売買代金が大きい企業は取引が活発に行われており、売り手も買い手も十分存在していることを表しています。

証券会社が提供している取引ツールを使えば、売買代金や出来高の大きな企業をランキング形式で確認することができます↓

*SBI証券のハイパーSBIという取引ツールであり、SBI証券に口座開設すると無料で使うことができます。

このランキングに出てくるほどの取引量があれば十分です。

具体的には投資資金の10倍以上の売買代金が欲しいところです。

株価が売買したい価格帯にきた時、取引相手がいなければ約定できなくなってしまうので、この指標を確認しておくことは大切です。

 

⑤配当利回りが大きい

上でも解説したように、現物株の形で保有した時、資産(現物株)が生み出してくれるお金の尺度が配当利回りであり、これが大きいほど資産構築のスピードが大きいことになります。

テクニカル指標はあまり当てになりませんが、高配当銘柄を選択しておけばハズレた時は現物ホールドの配当金狙いに戦略を変更できます。

 

売買差益銘柄のまとめ

売買差益を狙う時の銘柄選択のポイントをまとめておきます↓

①倒産確率がほぼ0である

②ある程度の値動きがあり、株価が波動を描く性質をもっている

③貸借銘柄である

④出来高、売買代金が大きい

⑤配当利回りが大きい

そして上記①~⑤を全て満たし、資産構築に向いている銘柄がズバリ、日産自動車(7201)です。

*もちろんヤマトHDやKDDIなど、その他の銘柄でもOKです。

私は、資産作りの基盤を「売買差益+配当金」に置いているため、日産自動車その他の銘柄を売買することでお金を増やすことにしています。

 

デイトレ銘柄

デイトレには様々な能力が必要となりますが、特に重要なのが「ターゲットとすべき銘柄を瞬時に見つける能力」です。

デイトレは1日で決済するため、当日中に大きな値動きが出なければ利益になりません。

大きな値動きが予測される銘柄を事前に察知できる力がデイトレの戦績を大きく左右するため、ここではターゲット銘柄の選び方について考えましょう。

 

デイトレ銘柄の探し方

デイトレ銘柄の絶対条件は、当日に大きな値動きが発生することです。

その理由は、大きな値動きがなければエントリーリスクに見合うだけの利益が得られないからです。

したがって、そのような「大きく上下動する銘柄」を発見し、「④テクニカル分析」で紹介したような投資効率の高いポイントでエントリーすることが必要となります。

*実際には板読みの能力も必要です。

そんな「デイトレ銘柄」の選び方は次の2つに分けられます。

①前日までにスクリーニングしておく

②当日、リアルタイムの中で見つける

もう少し詳しく説明します。

 

①前日までにスクリーニングしておく

相場を毎日観察していれば、市場から注目を集めている銘柄はすぐに分かります。

ストップ高を付けたり、連日の高騰でランキング上位に出現している銘柄はトレーダーたちの注目を集めて資金が流入しやすい状態にあります。

価格の上下動が出やすいのは、そのような「祭り」が開催されている銘柄なのです。

JKミカJKミカ

「祭り銘柄」が狙い目なの?

兵士長兵士長

株価のボラ(価格差)が出やすいからな。

また、前日の場が引けてから大きなニュースが報道されると翌日に大きな値動きが発生することもあるため、そのような銘柄も監視対象となります。

ただ、前日のNYダウや当日の地合いの影響もあるので値動きそのものを事前に予測することはできません。

したがって候補と考えられる銘柄をいくつか選定しておき、当日の出来高や板情報、ローソク足チャートを見ながら総合的に判断していくことが必要になります。

 

②当日、リアルタイムの中で見つける

また、前日までは何の変化もなかった銘柄が当日のザラバ中に大きな動きを見せることがあります。

何の理由もなく急騰する場合は巨人のワナ(仕手系)である可能性も高いため特に注意が必要ですが、そのような「仕手株」であっても大きな値動きが発生するのであればデイトレには向いています。

急に目立った動きをする銘柄は監視してみると良いでしょう。

 

①、②のいずれであってもデイトレでは「市場で目立った動きをしている銘柄」を追いかけることになります。

相場全体を見渡して、「短期的な資金がどこに移動しているのか」が理解できるようになれば狙うべき銘柄も分かってきます。

その最大のヒントとなるのが、証券会社の取引ツールに搭載されている「ランキング表」であり、上昇率、下落率、売買代金のランキング表示は常に気を配っておきましょう。

*SBI証券の取引ツール

・ランキングにいつもとは違う銘柄を発見したら、何らかの「祭り」が起きていないか確認しましょう。

・売買代金だけでなく、値上がり率や値下がり率ランキングも見ておきましょう。

そして、自分の判断が正しかったのかどうかは、他のデイトレーダーのブログで確認するのがおすすめです。

一部の勝ち組トレーダーは売買した銘柄やその理由などをブログに書いているので、毎日フォローすることで学びになります。

 

デイトレ銘柄まとめ

デイトレは持ち越さないため、資金量全開でトレードできるメリットがある反面、精度の高い銘柄選定と資金管理能力が必要となります。

*勝ち組でもデイトレで収益を常に安定させることは難しいのが現状です。

銘柄間の資金移動が理解できるようになれば狙うべき銘柄も分かるようにはなりますが、デイトレで実際に勝つためには「板読み」の能力も必要です。

*チャートだけでデイトレに勝つのは厳しいのが現状です。

短期トレードは相当にハイレベルな戦場なので、初心者は関わらないことをおすすめします。

 

仕手株狙い

仕手株とは巨人による株価操作の対象となった銘柄のことです。

*巨人=巨額の資金量にものをいわせ、株価を吊り上げるグループ

仕手株で大きな利益を得るためには株式投資の知識・経験に加え、冷静な判断能力が必要です。

何の知識もなく仕手株にかかわると痛い目にあう(カモになる)ので初心者にはおすすめできませんが、仕手株に興味があれば次の本が役に立つでしょう↓

この本には仕手株投資に臨むときの心構えや仕手株の見分け方、および売買のノウハウが書かれています。

仕手株投資は普通の戦略とは違ってマネーゲーム的な側面をもっているため、安全に資産を増やしたい人には向いていません。

板読みの能力があれば、ある程度仕手筋の動きが分かることもありますが、確実性はありません。

ハイリスク・ハイリターンの仕手株投資は知識・経験がついた中級レベルになってからにしましょう。

 

テンバガー狙い

テンバガーとはウォール街の業界用語に由来するもので、10倍株(大化け株)のことです。

ガンホー(3765)やサニックス(4651)は誰もが知っている有名なテンバガーです。

一撃で資金が10倍以上になるのは株の醍醐味ですが、テンバガー投資はある意味バクチ的な要素をはらんでいます。

その理由は、再現性が低いからです。

兵士長兵士長

再現性が低いものはバクチだからな。

もちろんある程度のノウハウはあります。

過去の例を見ると、テンバガーになる銘柄は時価総額が100億円未満のものが多く、決算内容とはあまり関連がありません。

その時々に注目されるテーマ株で、新技術開発や社会情勢(流行)によるものが強く影響することも分かっています。

窓際係長窓際係長

「時代背景」ってやつですね。

兵士長兵士長

実際の理由は不明だがな。

そして、テンバガーに関する書籍も色々と出版されています。

確かに過去の社会情勢とテンバガー誕生の経緯を学ぶことは次なるテンバガー発掘に役立ちます。

しかし、上で解説した配当金狙いや売買差益狙いの投資戦略に比べ、格段に勝率が落ちます。

さらには、下手に高値で掴んだ場合、大損してしまう可能性も十分にあります↓

*ブームが去ったら下げ一色のガンホー(3765)

では、テンバガーを見つけるためには何をすればよいのか?

その最も実践的な方法は、投資家のブログやツイッターからの情報収集です。

兵士長兵士長

それでも当たるかどうかは運次第だろうな。

投資ブログを書いている人の中には有望銘柄への仕込みを完了し、どの銘柄を、なぜ仕込んだのかを公開している人もいます。

そして、ただ単にマネをするのではなく、「なぜその銘柄を仕入れるのか?」という理由をしっかりと押さえることが重要です。

何も考えずにマネをするだけでは成長しないため、必ず投資理由を押さえ、自分の頭で考えた上で納得できる根拠があればあなたもその銘柄を仕込めば良いのです。

また、過去のテンバガーの例を調べ、どのような銘柄が株価数倍レベルの成長をしたのかを、その時の社会情勢と共に知ることもまた有効な手段です。

 

テンバガー狙いのメリット

テンバガーを一撃当てると投資資金が急増することが最大のメリットです。

また、仕込みさえ完了すれば後は成長するのを待つだけなので特に何もする必要はなく、したがって時間的にも自由です。

ついでに投資資金が100万ならテンバガーを2回ヒットさせれば資金1億の億り人(おくりびと)になることができます。

*実際には税金を取られるので、もう少し多めに稼ぐ必要あり。

 

テンバガー狙いのデメリット

テンバガーは夢のある投資戦略ではありますが、再現性が極めて低いため達成できる人はごく少数です。

さらには、テンバガーに成長するまでどれくらいの期間がかかるかも不明なので資金は塩漬け状態になりますし、狙いの銘柄が必ず上がる保証もありません。

さらには、タイミングを間違えるとあっと言う間に含み損地獄に巻き込まれてしまうリスクがあります。

 

テンバガー狙いまとめ

夢のある投資戦略であるテンバガーは2連すれば億り人であるが、再現性が極めて低いことが最大の問題点。

投資資金に余裕があり、先見の明に自信があるなら挑戦してみると良いでしょう。

選定すべき銘柄に関しては上記の通り、投資に関する知識・経験に加えて人間社会の未来を予見する能力が必要となるハイレベルな投資です。

 

暴落株を買う

安く買って高く売るのが投資の基本ですから、暴落株を買うことは実に理に適った売買行動になります。

また、暴落直後には一時的な株価の急上昇である「リバウンド現象」も期待できるので、暴落中の株は短期間で大きな利益を取れるチャンス銘柄なのです。

さらには、長期的に見ても暴落から上昇に転じるパターンが数多く観察されています↓

ストップ安を連発した暴落から一転、上昇に転じた株価は5,000円台を突破して3倍以上になりました。

このように暴落銘柄の狙い方には

①短期的な視点

②長期的な視点

の2種類があります。

①短期的な視点とは、暴落直後に高確率で出現する「リバウンド現象」を狙ったものです。

暴落直後のリバウンド現象とは次の青枠のように高乖離状態の株価が一時的に25日移動平均線に向けて勢いよく跳ね上がる現象です↓

国内最強の個人投資家といわれたBNFさんはこの手法をメインとして投資金を急増させています。

*実際に狙う時は資金を分割したり、リスクをコントロールするための売買操作技術が必要になります。

②長期的な視点とは、上で紹介した「配当金」狙いも含めて長期間保有するつもりで買いを入れるものです。

例えば東証1部の優良銘柄であるソフトバンク(9984)も投げ売りされてから一転、2倍以上の値段になっています↓

ソフトバンクは配当利回りがあまり良くないのですが、25日移動平均線から大きくマイナス乖離している状態で買っておけば、その後のリバウンドで売買差益を確定できる確率は高くなります。

リバウンド現象で利益が乗ったらすぐに利確しておき、ハズレたら長期保有に切り替えるという手もあります。

いずれにしても資金管理さえしっかりできていれば負けることはなく、もともと大きく乖離している所に資金を入れていくので安全性も高いのが暴落狙いの特徴です。

 

バリュー投資

バリュー投資とは現在の株価が割安なのか割高なのかを見極めて、割安のタイミングで買うという方法です。

株価の割安・割高を判断する方法としては、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)があります。

PER(株価収益率)

PERは「会社の利益」と「現在株価」を比べて、割安かどうかを見る指標です。

数式では次のように表現されます。

PER=株価 ÷ 1株益

(例1)

株価1,000円、1株益50円なら

1,000円÷50円=20となり、PER20倍

 

(例2)

株価500円、1株益50円なら

500円÷50円=10となり、PER10倍

 

つまり、今の株価が1株益の何倍なのか?を表したものがPERなのです。

株式市場の平均PERは15倍程度なので、PER15倍以下であると「割安」と判定されます。

 

PBR(株価純資産倍率)

資産面から株の割安さを見る指標がPBRで、計算式は次のようになります。

 

PBR=株価÷1株純資産

まともな会社のPBRは1倍以上になるので、PBR1倍=底値という考え方もできます。

PERやPBRはYahooファイナンス等で確認することができます↓

出所:https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7201.T

 

理論株価

PERやPBRは有名な方法なので知っているかもしれませんが、これとは別に「理論株価」というものがあります。

理論株価とは会社の事業価値・財産価値を数値化することで本来あるべき株価(理論株価)を算出して、現在株価と比較する方法です。

JKミカJKミカ

なんかムズカシそうね。

兵士長兵士長

計算してくれるツールがあるぞ。

理論株価の計算は少しばかり面倒なのですが、実はGMOクリック証券の無料ツールを使えば、理論株価を一瞬で求めることができます。

ここでは理論株価の学習に役立つツールの使い方も併せて解説していきます。

兵士長兵士長

よく分からなければ飛ばしてOKだぞ。

まずは分析ツールで日産自動車(7201)の理論株価を見てみると次のようになります↓

【表の見方】

①事業価値とは事業が生み出すキャッシュフローの現在価値合計のことで、日産自動車の事業価値は1株あたり2,478円です。

②財産価値とは会社が所有している財産(主に現金・土地など)の合計であり、日産自動車の財産価値は1株あたり517円です。

③有利子負債とは企業が利子をつけて返済する必要のある負債(つまり借金)で、日産自動車の有利子負債は1株あたり1926円です。

「理論株価=事業価値+財産価値-有利子負債」ですから、日産自動車の理論株価は、2478+517-1926=1069円と算出されます。

⑤日産自動車は1株1129円ですから、この状態であれば「ほとんど誤差なし」つまり「フェアバリュー」と判定されます。

そして、次の表は理論株価と現在株価の推移を折れ線グラフにしたものです。

【折れ線グラフの見方】

株主価値とは理論株価のことです。

市場価値とは現在株価のことです。

 

市場価値(現在株価)の方が株主価値(理論株価)よりも高い状態なら「割高」と判定されます↓

逆に、理論株価と現在株価の乖離が小さい部分は「フェアバリュー」と判定されます。

バリュー投資をするのであれば、理論株価が現在株価より安い株を探すことになります。

ただ、これはあくまで理論上の指標なので、テクニカル分析同様に単独で用いるのはおすすめできません。

実際の株価と並べて見てみると↓

どうでしょう?

はっきり言ってあまり当てにならないことが分かると思います。

理論株価と実際の株価の連動性に興味があれば、株価分析ツール(無料)で調べてみるのも良いでしょう。

 

テクニカルチャート分析で選ぶ

投資家の中で最も人気が高いであろうテクニカルチャート分析。

テクニカル分析とは値動きに伴う様々な数値を視覚的に表現したものです。

つまり、グラフの正体は数値の集まりなのです。

AボーイAボーイ

チャートって数字から出来てるの?

兵士長兵士長

そういうことだ。

そして、チャート上で特定の形を「パターン認識」することで未来の株価を予想しようとするものがテクニカル分析なのです。

人間はこの「パターン認識」が大好きなのでテクニカル分析は相場でとても人気があります。

この記事の最後にテクニカルチャート分析による銘柄選定法について解説します。

 

役立つテクニカル指標

テクニカル指標は非常に数が多いので、ここでは実戦で役立つものを3つ紹介します。

 

第1位:乖離率

移動平均線から株価がどれくらい乖離しているかを表す指標を「乖離率」といいます。

乖離率にはいくつか種類がありますが、スイングトレードで役立つのが「25日移動平均線からの乖離率」です。

日足チャート上で高乖離状態にある銘柄に対して買いを入れていきます↓

なぜ高乖離状態の銘柄に買いを入れるのか?

その目的は高乖離状態直後の「リバウンド現象」にあります。

「乖離率」を参考にすると、移動平均線から大きく離れた(乖離した)銘柄に特有のリバウンド現象を利用して短期間で利益を上げることができるのです。

高乖離状態にある銘柄はYahooファイナンスのランキングで見ることができます↓

出所:Yahooファイナンス

ただし、どのような銘柄でも必ずリバウンドが起きるわけではありません。

株価が下落した理由やその時の地合いによって、値動きは様々です。

「必ずリバウンドする!」という思い込みはとても危険なので、リバウンド現象を利用するときは注意しましょう。

乖離率は少し難易度が高い指標なので、次は初心者でも分かりやすく、使いやすいテクニカルサインを紹介します。

 

第2位:底練り

底練りとはローソク足チャート上で確認できるテクニカルサインの1つです↓

株価が急落した直後、高乖離状態で数日間もみ合っていますよね。

この現象を「底練り」と呼び、一種の「持合い状態」を表しています。

そして、底練りを抜けた株価は勢いよく上昇しているのが分かります↓

リバウンドの程度はその時々で変わりますが、底練りは絶好の仕掛けポイントなので意識してみると良いでしょう。

ちなみに仕掛ける時のチャートは次のような見え方をしています↓

「底練り?」という感じではないでしょうか?

今一つ確信がもてない状態ですよね?

しかし、そんな時がチャンスなのです。

投資とはいつも不確実性の中にチャンスがあります。

誰もが「底練りだ!」と確信がもてた状態で仕掛けても遅いのです↓

つまり、上図の赤矢印部分での仕掛けは完全に遅いということです。

このような仕掛け方を「追っかけ商い」と呼び、負け組の典型的な行動パターンです。

なぜこのような仕掛けはダメなのか?

その理由はリスクレワード比の問題です。

追っかけ商いをしたら、リスクの割にリターンが小さくなります。

非効率的な行動を繰り返すと資金はどんどん減ってしまうので、このような追っかけ行動には十分注意しましょう。

そして、もちろんこの「底練り」も絶対が保証された指標ではないので、「ハズレた時にはどうするか?」も考えておきましょう。

 

第3位:出来高

出来高とはある一定期間中に成立した売買数のことです。

出来高はかなり有効な指標なのですが無視していないでしょうか?

基本的に出来高の上昇と共に株価も上昇します。

逆に出来高の減少に伴って株価も下落します↓

*ラオックス(8202)

これが出来高と値動きの基本です。

ではこの性質をどのように活用するのか?

出来高の実戦的な使い方を学ぶために、次のチャートを見てみましょう↓

*ASJ(2351)

上昇トレンドにある銘柄への仕掛けはローソク足チャートに加え、出来高を活用します。

まずは出来高とローソク足の関係を見てみましょう。

出来高の上昇に伴って株価も上昇しているところは基本通りです↓

多くの人はこのような「プチバブル状態」の時に仕掛けを打とうとするのですが、このタイミングは投資効率が良くありません。

*上で説明した「追っかけ商い」になってしまいます。

その理由は、いかに人気がある銘柄でも、上げた後は調整の下げがくるからです。

出来高が少なくなって、株価が下げてくるタイミングがあるのです。

*出来高が減少すると値段が下がることは解説済みですよ。

しかし、上昇トレンドなどの勢いがある銘柄にはある特有の現象が観察されます↓

それが上図黄色枠で囲まれた「出来高が減少しても値段が下落しない状態」です。

この部分は上昇中の小休止にあたる「押し目」と考えることができます。

つまり、出来高を見れば不明瞭な押し目を察知できるのです。

*上昇トレンドの銘柄は押し目買いが基本です。

つまり、「ローソク足が小さい+出来高が小さい部分」が狙い目なのです。

ただし、これもあくまで仕掛けの一種であり、絶対に成功するわけではないことを念頭においておきましょう。

 

テクニカルの使い方

テクニカルチャート分析は株式投資の主流となっており、相場には多くのテクニカル信者が存在します。

確かにテクニカル分析に精通すれば利益率を上げることはできます。

しかし、テクニカル分析だけを頼りにして資金を一括投入する方法で勝ち続けることは非常に困難です。

ですから、投資戦略の主軸は別に置き、テクニカル分析は「補助的な指標」として使用することをおすすめします。

つまり、「テクニカル分析がハズレた時にどうするか?」を考えておく必要があるのです。

また、ハズレても問題ないような投資戦略を組んでおくと勝率を100%に近似して、利益を上げ続けることができます。

 

テクニカルの学び方

テクニカル分析の学習に高額な教材は必要なく、本を読めば十分理解できます。

現在多くのテクニカル関連書籍が出ていますが、1番のオススメは次のものです↓

この本を読めば、次のような基本的な指標について理解できます。

・トレンドライン

・支持線

・抵抗線

・出来高

・移動平均線

・押し目

さらには本書後半では練習問題がいくつも載っているので、問題形式で知識を身に付けることができます。

テクニカル分析の入門書として活用すると効率的です。

 

銘柄選択まとめ

以上、銘柄の選び方を投資戦略別に8つ解説しました。

①配当金で選ぶ

②売買差益を狙う

③デイトレ銘柄

④仕手株狙い

⑤テンバガー狙い

⑥暴落株を買う

⑦バリュー投資

⑧チャートで選ぶ

勝てばどの戦略でもOKなのですが、中には難易度の高いものもあります。

もしあなたが高い勝率&安定運用を望むのであれば、オススメは「①配当金+②売買差益」です。

そして、仕掛けのタイミングを測る指標として「⑧チャート分析」を活用すれば、利益率を格段に上げることができます。

このブログではそのような安定運用法を「貯蓄型投資法」と呼んでいます。

*貯蓄型投資法の詳細は以下記事参照↓

③株式投資で資産作り

投資戦略も銘柄選択も絶対的な「正解」は存在しないため、最終的にどのような戦略を取るのかはあなた次第です。

私も一通り試してきて、自分に合った投資戦略&銘柄選択に至っています。

成績が安定するまでは試行錯誤もあるかと思いますが、この記事で解説した8つの銘柄選択法が参考になれば幸いです。