【相場兵団地下室③】

*貯蓄型投資法の考え方は地下室講義①から見ることで理解が深まります↓

株◆資産を増やす銘柄の選び方◆貯蓄型投資法①

 

 

 

兵士長「株式売買を行うにあたり、信用制度というものがあるが、大半の相場参加者は信用制度の使い方を誤解している。

 

 

レバレッジをフルに効かせてバクチ的に資金急増を狙う者は多いが、このような者はいつか相場の藻屑になる定めにある。

 

ここでは信用制度の使い方についての解説を行う。」

 

 

 

 

【信用買い→現物株】

貯蓄型投資法において、株を買う時は、まず自己資金の余力内で信用買いを行います。

 

 

そして、そのポジションで6ヶ月以内に売買差益を確定できなかった場合に「現引き」することで現物株を保有します。

 

 

その理由は信用買いで持っていた方が売買の自由度が高く、建玉操作に有利だからです。

 

 

 

次のような例を見てみましょう。

 

 

 

(値動きの一例↓)

 

1,000円×100株・・・買い①

     ↓

(株価が500円まで下げた)

     ↓

500円×100株・・・買い②

     ↓

(株価が750円まで上げた)

 

このような経過で現在の株価が750円の場合を例に考えてみます。

 

 

 

ポジションを信用買いで持っている場合は、買い①・買い②のうち都合が良い方だけを決済できますから、「買い②」だけを売却すれば売買差益25,000円を獲得できます。

*この時、買い①は含み損が出ているのでそのままにしておきます。

 

 

 

しかし現物は「先入れ先出し」となるためこのような決済方法はとれず、「買い②」だけの売却はできません。

 

 

平均約定値は750円ですから損失を出さないためには、「何もしない」または「一括決済」しか手立てがなくなります。

*一括決済の場合は同値撤退となります

 

 

このように、信用買いで持っていたほうが選択の自由度が大きいため、買いを入れる時にはまず信用で買う方が良いのです。

 

 

 

 

【エントリータイミング】

以前も述べましたが、株の売買タイミングを測るために私が最もよく使うテクニカル指標は、25日移動平均線からの乖離率です。

 

 

マイナス乖離が大きくなるほど、その銘柄は一時的なバーゲンセールの状態にあり、その後大きなリバウンド現象が期待できます。

 

 

しかし、乖離率も所詮はテクニカル指標に過ぎず、当たるときもあればハズレる時もあります。

 

 

移動平均線からの乖離率をエントリー指標にできるのも、損切りをしないという「現物資産株ホールド戦略」および「高勝率を実現できる建玉操作」あってのものです。

 

 

 

 

【建玉操作実例】

では具体的な建玉の考え方を解説していきます。

 

最近何かと話題の神戸製鋼所(5406)を例に建玉操作の考え方を見てみましょう。

*新兵もこの銘柄で建玉訓練を行っています(以下の記事参照↓)

神戸製鋼所データ改ざん発覚による株価暴落を狙え!

 

 

 

神戸製鋼所はデータ改ざん報道により、ある日突然暴落を開始しました↓

 

 

 

暴落初日は圧倒的な売りの多さに押され、ザラバでは寄り付くことなくその日の取引を終えました。

 

 

板情報を見る限りあまりに売りが多く、この銘柄を保有中の投資家たちはパニック状態にありますから、翌日もまだ大きく値を下げる可能性が高いと判断し、ここは見送ることに決めました。

 

 

 

(翌日)

 

翌日も相変わらずの売りの多さでしたが、さすがに下げ過ぎだと思い買い向かう人たちも増えたことで、板情報を確認すると前場には寄り付きそうでしたから、新兵は1打目の打診買いを投入しました。

 

 

 

新兵はここで200株投入していますが、どれだけの資金を投入するかは個々人の考え方と、使用する建玉戦略により変わってきます。

*実戦開始直後で建玉操作に慣れていないのであれば、全資金量100万に対し10~15万ぐらいにしておくと、その後の資金とメンタルに余裕が出るでしょう。

 

 

 

さて、ここで打診買い①を入れたのはよいのですが、ここから上昇するか下落するかは分かりません。

 

 

 

貯蓄型投資法では損切りしませんから、上昇すれば適切に利益確定しますし、下げてきたら建玉操作により、平均約定値を有利に設定していきます↓

 

 

 

 

この場合、株価は次のようになりました↓

 

 

 

 

エントリーポイントよりも下げてきましたから、打診買い①は含み損になっています。

 

 

資金の一括投入をしていた場合、ここで大きな含み損を抱えパニック状態になって損切りする人が出てくるでしょうが、それをすると負けが確定してしまします。

 

 

ここではまだ全資金量の5分の1ほどしか投入していないので、この後の建玉操作によって含み損をコントロールし、勝ちトレードに持ち込むことが可能です。

 

 

 

実際、新兵もここで追撃の買いを入れています。

 

 

新兵はここで100株しか追撃しなかったため、十分に約定値を下げることができませんでしたが、動画教材でも解説があるとおり、通常1打目より少ない建玉を立てることはありません。

 

 

ビビって資金投入を躊躇してしまうと、このようなミストレードにつながりますので感情に動かされないように十分注意しましょう。

*含み損にビビってしまう場合は資金量を下げましょう。

 

 

ちなみに私は1-1-2-3という建玉が使いやすいのでこのような資金配分にすることが多いです。

*どの建玉を使うかは個人の自由であり、使いやすいものにすれば良いのですが、2-3-5はとても難しいので上級者向きです。

 

 

さて、1-1-2-3の建玉では1-1まで資金を投入したことになりますが、株価はどうなるでしょう?

 

 

 

 

株価は上昇を開始しました。

 

 

上昇中の株を買い向かう行為は「追っかけ商い」と言う負け組の行動パターンなのでプロが行ってはいけません。

*ただし、「乗せ」をする場合は全建玉の3分の1以下の資金量で行い、平均約定値をできるだけ上げないようにします。(上級者向きなので慣れないうちはやめた方がよい)

 

 

ここは動画解説でもあったように、「何もしない」が正しい行動です。

 

 

何もせず、現在建てている玉だけで上昇を取りにいけば良いのです。

 

 

25日移動平均線からの乖離は十分ありますから、放置しておけば問題ないでしょう。

 

 

株価は次のようになりました。

 

 

25日移動平均線を突き抜けて上昇していますが、ここまで引っ張らず、乖離率が0に近づいたら売却して利益確定を行いましょう。

 

 

 

今回は分かりやすいように暴落銘柄を例に挙げ、リバウンドを取りに行く目的での建玉操作(動画中でのショットガンにあたる)を例に挙げましたが、資産を構築する気のない銘柄に大きな資金を投入するのは止めた方がいいでしょう。

 

 

その理由は、今回のように都合よく上昇するとばかりは限らず、含み損に突入しても決して損切らず、資産として持ち続ける覚悟が必要だからです。

 

 

新兵もそうですが、中途半端な気持ちで資金を投入すると、資金投入時や含み損に突入した時に感情の虜になり、正常な行動が取れなくなる恐れがあるからです。

 

 

 

しかし、絶対に損切らないという強い覚悟があれば多少の含み損にもビビることなく、理性によって建玉操作に専念することができます。

 

 

そして、銘柄選定方法の中でもお伝えしましたが、選んでいる銘柄は以下のように同じような価格帯を上下動しているので建玉操作もラクです。

 

 

*KDDI(9433)

 

移動平均線からのマイナス乖離が大きくなったら玉を建てていけばよく、乖離率が0に戻る過程で売り抜けるという作業を延々と繰り返せば良いだけです。

 

 

そして含み損のまま6ヶ月が経過しそうになったら、現引きして現物(=資産)としてホールドし、配当金をもらえば良いのです。

 

 

 

ここ地下室③では、信用買いから始める理由と、具体的な玉の立て方について理解しましょう。

 

 

 

買い方のコツが分かったら、次は「現引きするメリットとタイミング」についての理解を深めましょう↓

株◆現引きの仕方~メリットとタイミング~◆貯蓄型投資法④