【相場兵団地下室④】

*貯蓄型投資法の考え方は地下室講義①から見ることで理解が深まります↓

株◆資産を増やす銘柄の選び方◆貯蓄型投資法①

 

 

 

兵士長「前回話した通り、株を買う時はいきなり現物ではなく、まずは信用買いをする。

 

有利にトレードを展開できることがその理由である。

*よく分からない人は前回講義参照↓

株◆買い方のコツ&買い時チャートとは?◆貯蓄型投資法③

 

 

ここ地下室④では、「信用」から「現物」へと保有する株の種類を変化させるタイミングについて解説する。

 

 

相場の状況は千差万別だが、信用買いと現物株それぞれのメリットとデメリットを考えながら、理論的にトレードできるようになろう。」

 

 

 

 

 

【現引きのタイミング】

前回は信用買い→現物買いへと変化させていく理由(選択の自由度が高いから)について解説しましたが、現引きする時には、「日歩」という手数料がかかるため、できるだけエントリータイミングを合わせ、売買差益による資産増築を狙う方が資金効率が上がります。

 

 

ただ、予想を永久に当て続けることはできないので、現引きすることになる場面も必ず訪れます。

 

 

ではどのような時に現引きするのが良いのでしょうか?

 

 

 

現引きして、信用買い→現物株とするタイミングは主に次の2通りが考えられます。

 

 

①6ヶ月の返済期限内に売買差益を獲得できないorしない時

 

②間近に迫る配当権利を狙い、現物にする時

 

 

 

 

【①6ヶ月の返済期限内に売買差益を獲得できないorしない時】

買った株が含み損の状態で、6ヶ月以内に売買差益を獲得できない時は、保有中の信用株を資産に変えるべく現引きにより現物株とする必要があります。

 

 

資産構築のためには、「絶対に損を出さない」という強い意志を持って売買を継続する必要があります。

*「損しない」という考え方が重要なことは、「防御力が最大の武器」で解説済み。

 

 

含み損の出ている買いポジションは現引きすることで、配当金(不労所得)を生み出してくれる資産(現物株)に変えることができます。

 

常に自分に有利な状況を作り出し続けるためにも、「損切り回避の手段」として現引きすることが1つ目の場合です。

 

 

 

 

【②間近に迫る配当権利を狙い、現物にする時】

2つ目の場合として、信用返済期限まではまだ猶予があっても、配当金の権利日が近づいている時です。

 

配当金をもらえる権利を獲得するためには現引きして現物株にしておく必要があります。

 

信用買いのままポジションをホールドしていても権利は得られませんから、配当金や株主優待等の権利を取りに行く目的がある時には、信用買い→現物株とします。

 

 

 

 

【貯蓄型投資法の最終目的とは?】

 

地下室で説明している資産構築型投資法の最終目的は、あなたが資産構築のために用意する全資金を現物株にして塩漬けることです。

 

 

その理由は、配当金(=不労所得)を生み出してくれる現物株こそが本当の資産だからです。

 

 

含み損が出ていても「現物株」こそが本当の意味での「資産」なのです。

*「資産」の意味を勘違いしている人が多いのですが、資産と負債の違いがよく分からない人は以下の名著参照↓

 

 

 

 

ただし、用意した資金をいきなり全て現物株に変えてしまうよりも、エントリータイミングを測り(ハズレても良い)、建玉操作を用いて「売買差益」を取る方が資産の増築スピードが早いということです。

 

 

そして、地下室①でも話しましたが、同じような価格帯で上下動している波を抜いていくことを淡々と繰り返すだけで資金は銀行預金をはるかに上回るスピードで増えていきます。

 

 

*KDDI(9433)

*このような銘柄は、ほとんどの期間同じような価格帯で上下動しているだけなので、「下げたら買って上げたら売る」を繰り返せば良い。(25日移動平均線からの乖離率やその他テクニカル指標等でタイミングを取ればよい)

 

エントリーポイントよりも下げてきたら建玉操作に移り、平均約定値を有利にすることで売買差益を狙いに行く。

 

それでもコントロールしきれなかった時や、上で説明したように株主の権利が欲しい時は現引きして資産とすれば良い。

 

 

 

 

本来、相場での資産構築は、その目的とトレードの原理原則をしっかりと理解した上で行えば凡人でも十分可能なものです。

*投資先の企業に倒産あるいはそれに準ずる自体が発生しない限り負けません。資産構築の土台には経営基盤の盤石な大企業など、優良な土壌を選びましょう。

 

 

 

しかし、それができない人が圧倒的に多いのは次のような理由が挙げられます。

 

 

・欲や恐怖といった「感情」による支配を受けている

 

・含み損に対する誤解

 

・無戦略な売買行為(強力な手法を知らないことも含む)

 

 

 

他にも多くの理由がありますが、このような問題を解決するための最善策は「なぜなのか?」を自分の頭で考えることです。

*他から知識を仕入れる時も、最終的な判断をするのはあなた自身です。

 

 

「ただ何となく正しそうなこと」をしているうちは、発生している何らかの問題点を修正することができず、負け続けてしまいます。

 

 

経験不足による失敗は誰にでもあることですが、「なぜミスったのか?」「何がダメだったのか?」を考え、行動を修正することで必ず成長していけることを理解しましょう。

 

 

 

 

兵士長「地下室で述べていることは貯蓄型投資法を実践するにあたっての基本的な考え方なので、ベースとなる思想を押さえていれば適用銘柄や株式以外のマーケットなど、多少状況が変わっても具体的な場面に応じて変化させていけば良い。

 

 

最もダメなのは何の理由も考えず、「ただ何となく」感情的な行動に出ることであり、これをやると相場で生き残ることはできない。

 

 

 

ただし、これは株式投資に限ったことではないが、いくら教えられても本当の意味で理解できていないことは多い。

 

 

自分が体験して始めてその意味が理解できることや、本当の意味で覚醒することができるからだ。

 

 

これまでにも何度も言っている、「バクチはするな」「ビビって損切るな」と言われても、切羽つまった場面になると人はその本性を現すものだ。

 

 

 

私は10年程ボクシングジムに通っており新規入門者を指導することがあり、経験の浅い新入生に「よく相手のパンチをみろ!」と言って聞かせる。

 

しかし、コーナーに追い詰められ、いざ攻撃を浴びそうになると彼らは恐怖心によって相手から目をそらしてしまう。

 

 

実は目をつむって、相手の動きから目をそむけてしまった方がヒドイ目に遭うのだが、経験の浅い彼らには馬の耳に念仏状態である。

 

 

これはある程度の実戦経験を積み、自分の戦闘力(防御力含む)に自信がもてるようになると正しい動きができるのだが、それまでには多少の時間がかかることもまた事実である。

 

 

このことは株式投資でも同じであり、相場という完全実力主義の世界でも似たような現象が何度も繰り返されている。

 

 

弱い者は資金をまき散らし、強い者がそれを搾取する。

 

 

まさに現代資本主義社会の縮図が存在している。

 

 

相場と言う名の楽園で生き続けるためには、まず強力な手法を知り、鉄壁の防御体制を敷き、理性によって行動することが何より大切なのだと理解しよう。」

 

 

 

現引きの仕方が分かったら、次は空売りの使い方について学びましょう↓

株◆空売りのやり方とは?信用売りの使い方◆貯蓄型投資法⑤