これまで紹介してきたチャートは比較的分かりやすいものでしたが、株価の値動きは分かりにくいものの方が圧倒的に多く出現します。

 

 

よく分からない値動きを「意味不明な値動き」として認識できるように、「無秩序な値動き」⇒「ブラウン運動」と呼び、無視すべき値動きと位置付けています。

 

 

以前登場したソーセイ(4565)を例に、ブラウン運動についての認識を深めましょう。

 

 

株のテクニカルチャート分析おすすめ指標③(上昇トレンドフォロー)でも紹介したように、前場で見せたきれいな上昇トレンドは投資入門者にとって最適の練習材料です。

 

前場の値動き↓

上昇トレンドが、どういった銘柄(注目度など)に、どのような相場環境と雰囲気(地合い)の時に発生するのか、現場で相場の雰囲気を感じ取りながらトレンドが形作られる様子を実際に観察し、エントリーのタイミングを計る練習をすれば、あなたのレベルはさらにアップするでしょう。

 

 

 

またそれとは逆に、全く意味のない動きがあるということも認識する必要があります。

 

 

前場ではきれいなトレンドを見せたソーセイ(4565)ですが、後場に入るとその流れは一転、全く違う値動きに突入しました。

 

後場の値動き↓

こういった何の特徴もない値動きのことを「ブラウン運動」と呼びます。

 

 

上がるようで下がる、下がるようで上がる。

 

 

 

あなたがテクニカルトレーダーを目指すのであれば、こういったとらえどころのない値動きに関わってはいけません。

 

 

その理由は主に2つあります。

 

 

理由①:リスクが取れない

1つめの理由は、値動きがあまりに不規則すぎるため、リスクが取りにくいことです。

 

 

テクニカルシリーズでお伝えしているように、エントリーする時には、いかにリスクを最小限にできるかが大切ですが、このような値動きに対しては最小のリスクを取ること自体ができませんし、小さなリスクを取りに行くと損切りだらけになってしまい、資金はあっと言う間に底をついてしまいます。

 

 

 

理由②:利確できない

2つ目の理由はこのような値動きに対しての利益確定が極めて難しいことです。

 

 

上がるのか下がるのかよく分からない値動きなので、たとえ利益が乗ったとしても、その利益をどこまで伸ばせばよいのか、どこで利確すればよいのか判然としません。

 

 

結果、勝率もリスクレワードも低下してしまい、投資効率は最悪。

資金は減少の一途を辿ることになります。

 

 

 

以上、理由①、②からも分かるように、「ブラウン運動」中の値動きに対しては、何処でエントリーして、どこで決済すればよいかが分からないのです。

 

 

 

ただでさえ分かりにくい値動きがさらに不規則に動かれたら、もうテクニカルトレーダーが勝てる見込みはないと言っても過言ではありません。

 

 

いつも言っていますが、投資行動に出る時はそこに何かの根拠があり、テクニカルトレードを行うのは、そこに明確なシグナルが出現した時だけです。

 

 

あなたが監視している銘柄は今、どのような動き方をしているのか見てみましょう。

 

 

大きな分類としては、上昇トレンド、下落トレンド、ボックストレンド、ブラウン運動の4つがあります。

 

 

まずは大きな動きを俯瞰して見ることが大切であり、徐々に細かい値動き、シグナルについて認識できるようになることが理想的です。

 

 

 

 

兵士長「特に戦略がないのであれば、ブラウン運動中の値動きには関わらない方がよい。

 

その理由は上記の通りであるが、まずは、『無秩序な値動き=ブラウン運動』という認識をもてるようになろう。」