株の値動きが作り出すトレンドには、上昇トレンド、下降トレンドに加え、今回のテーマであるボックストレンド(ボックス相場)があります。

 

 

 

ここでは、テクニカル分析によりボックス相場を攻める時の仕掛け方と禁止事項について理解しましょう。

 

 

 

 

 

【ボックス相場とは?】

テクニカル的に値動きを分類する時、株価が2本のラインで囲まれた価格帯の中を上下動するパターンがあり、これをボックス相場(orレンジ相場or持合い相場)と言います。

 

 

 

 

ブラウン運動と混同しやすいですが、ボックス圏の捉え方には基準があり、仕掛けるポイントも明確です。

 

*ブラウン運動については次の記事参照↓

株のテクニカルチャート分析◆無視すべき値動きとは?◆

 

 

 

下図は典型的なボックス相場の値動きです。

 

 

 

株価は2本のラインの中を動いていますが、ラインまで来たら反転してライン内に留まろうとしています。

 

 

 

このような値動きを発見したらボックス狙いの仕掛けを考えてみると良いでしょう。

 

 

 

しかし、上図はもうチャートが出来上がってしまっています。

 

 

 

 

仕掛けを打つなら、誰よりも早い段階で、それでいて、はっきりとした意図を持って行動する必要があります。

 

 

次の図を見てみましょう。

 

 

 

 

これはどう見ても無秩序な動き、「ブラウン運動」にしか見えませんので、この段階ではボックス狙いの発想はできません。

 

 

 

 

現場においてボックス狙いのチャンスに気付く時は少なくとも次のようになった時でしょう。

 

 

 

 

 

当日SLで株価が反転し、ボックスと思しき圏内に帰っていきました。

 

 

 

これはボックス圏形成の値動きではないか?と気付くことができます。

 

 

 

しかし、当然のことながらはっきりとした確証はなく、本当にボックス圏になるかどうかは誰にも分かりません。

 

 

 

しかし、どうも怪しい。

 

 

と思い、仕掛けを打つなら、株価がライン付近に来るまで待つことです。

 

 

 

 

前にも言いましたが、決して価格帯の真ん中辺りで仕掛けてはいけません。

 

 

 

 

その理由は、ボックス中央エリア(上図の仕掛け禁止エリア)で仕掛けると、リスクレワード比が小さくなってしまい、投資効率が悪いからです。*利益確定はライン付近で行うため

 

 

 

ボックス圏にあると思しき値動きに対して仕掛けを打つなら、それはライン付近でのみ行うことです。*ボックスへの仕掛けでは、ラインから反対側のラインまでの値動きを取りにいく

 

 

 

 

ライン付近では多くのトレーダーたちの思惑が交錯するため、歩み値が複雑な動き方をすることが板情報から読み取れます。

 

 

 

ただ、板が読めない間はローソク足を基準に仕掛けを打てばよく、実際の仕掛けは次図のようになります。

 

 

 

 

仕掛けが打てたら後は利益を反対側のライン付近まで伸ばすことが基本戦略となります。

 

 

 

それは、ボックス相場が継続するのであれば、株価は反対のラインに向かって行くと考えられるからです。

 

 

 

 

ただし、絶対の保証はないため、利確方法は分割でも良いでしょう。

 

 

 

 

分割で利確することはメンタルへの負荷を減らせるので、初心者でも余裕を持って値動きを観察できるようになるからです。

 

 

 

 

仕掛けてから株価は反対のラインまで到達していますが、長い揉み合いをはさんでいるため分割利確が正解だったかもしれません。

 

 

 

 

 

兵士長「ボックスを形成している値動きに対する仕掛けは、ライン付近でエントリーし、反対側のラインまで利益を伸ばすのが基本戦略である。

 

 

ボックス相場は日足チャートでも形成されるため、テクニカルを売買判断の一助に使う時にはこの知識が役立つだろう。」