兵士長「巨人のワナは至る所に出現する。

 

正しい知識と方法論を持ち、堅実な資産運用を行っている者には関係ないのだが、短期間での資金倍増を狙う初心者は実によくワナにかかってしまう。

 

華やかに見える急上昇はワナの可能性が高いことを考慮する必要がある。」

 

 

 

 

 

【ザラバ中のトラップ】

 

 

ある日の後場、新日鉄(5401)の株価が突然目立った上昇を見せました。

 

 

 

株価は2回の調整を入れ、その後も上昇し、その日は高値で取引を終えました。

 

 

 

 

さて、ここで言いたいのは、『追っかけ商いをしなかったか』ということです。

 

 

 

これだけ目立った急上昇をすればザラバを見ている者はたいてい気が付きます。

 

 

 

2回目の調整時に「取ってなしカップ」が出現していることも考えると、テクニカルを学びたての初心者にとっては特に危険なワナといえます。

 

 

 

 

この例も相場に出現する「猫じゃらし」の典型ですが、引っかかるとすればデイトレーダーが多いことでしょう

 

 

 

このタイプのトラップにかかってしまうと十分な利確ができず、リスクに見合うだけのリターンが得られないため、投資効率が非常に悪くなります。

 

 

 

 

引け間際にエントリーして持越しを狙おうものなら更なる悲劇が待ち受けています。

 

 

 

 

 

翌日はGDスタートの下げ一色。

 

 

 

損切りを躊躇した場合、奈落の底まで連れていかれます

 

 

 

このトラップを仕掛けた巨人は前日のうちに手持ちの株を売り払っていることでしょう。

 

 

つまりは、目立った上昇を演出した後、次図の黒丸のエリアで売り払ったことが考えられます。

 

 

 

値を崩さないように、ゆっくりと慎重に売りさばき、高値で掴まされるのは「猫じゃらし」に反応し、追っかけ買いをした者たちです。

 

 

 

繰り返しますが、目立った上昇に反応し、欲望から買いを入れてはいけません。

 

 

 

その値動きが自然発生であるにしろ、巨人の仕業であるにしろあなたがエントリーするタイミングはワナの真っただ中であることが非常に多いからです。

 

 

 

巨人たちは相場を演出するのが実に上手いため、何も考えずに売買するとかなり高い確率でトラップインしてしまいます。

 

 

 

巨人は個人の投資家心理も非常によく理解しています。

 

 

そして巨額の資金を使い、相場を演出し、「猫じゃらし」を作り出すことで無知で純真な個人の買いを誘ってくるのです。

 

 

 

これは時間軸の長短に関わらない相場の常なのでいつでも気を付けておく必要がありますが、その第1ステップが、「追っかけ商いをしない」ということなので今一度自分の売買が追っかけ商いになってないかどうか確認しておきましょう。

 

 

 

 

 

兵士長「株価が上昇している場面を見ると利益が取れそうな気がするが、明らかな上昇が開始してからのエントリーを追っかけ商いと言うことは以前話した。

 

 

初心者が無戦略でエントリーすると追っかけてしまうことが多く、そのタイミングはたいていワナの中なので注意しよう。」