兵士長「相場において『欲』と対を成すもの、それが『恐怖』だ。

 

相場で負け組に転落する者はこのいずれか、または両方の感情に支配されることが非常に多い。

 

恐怖が何のために存在し、何を伝えようとしているのか理解するように。」

 

 

 

 

 

【恐怖の意味とは?】

恐怖もまた人間の本能的なものであり、あなたの行動を支配するとても強い力を持っています。

 

 

人は何かから身を守る必要があるとき、恐怖を感じます。

 

 

相場で恐怖を感じる時は主に2つあります。

 

 

①含み損が膨れ上がっていく時

→損がどこまで膨らむか分からない

→早く逃げる必要がある

 

 

 

②含み益が減りだした時

→取れたはずの利益が減少し始めた

→早く利益を確定する必要がある

 

 

 

いずれにしても、あなたの脳は、「現状に対して早急な対策が必要だ。」と感じています。

 

 

だからこそ恐怖を伝え、あなたを何らかの行動に駆り立てているのです。

 

 

株価は波を描くわけですから①、②は頻繁に起こります。

 

 

あなたが恐怖に対して何の対策もしていなければ、ポジションを持っている限り恐怖につきまとわれます。

 

 

 

恐怖に支配されると人は逃げるための行動をとります。

 

 

 

相場参戦中、恐怖に支配された人がとる行動は主に次の2パターンです。

 

 

①動けなくなり、資金を塩漬ける

(モニターを見なくなる人もいます)

 

 

②相場のプレッシャーから逃れるために損切りを行う

(ポジションを決済すれば恐怖も消えます)

 

 

 

いずれも恐怖に支配されただけの逃避行動であり、冷静に戦えていません。

 

 

欲同様に恐怖もまた感情派であるため、恐怖による行動に理論はありません。

 

 

 

ただ怖いから逃げる。

 

 

あなたを不安にして逃がすこと。

 

 

それが恐怖の仕事ですから、恐怖はキッチリ仕事を終えたことになります。

 

 

 

しかし、本当に恐怖が悪いのでしょうか?

 

 

 

何の根拠も持たずにポジションを取ったが、その後のことを何も考えていないなら恐怖心が芽生えても当たり前と言えます。

 

 

恐怖はあなたが確固とした考えを持たずポジションを取った当然の結果と言えるでしょう。

 

 

 

恐怖は教えてくれます。

 

 

あなたが何も考えていなかったことを、または何かを考えていたとしてもその決意が足りていないことを。

 

 

 

ポジションを持った根拠が弱いということを。

 

 

 

欲を動機にとったポジションがその後恐怖に襲われやすいのはそういうことです。

 

 

しっかりした根拠を動機とし、自分の持ったポジションに自信があれば、恐怖によって決済されることはないでしょう。

 

 

 

恐怖はあなたの動機と自信を試すための者であったわけです。

 

 

 

欲同様に、ポジションを持っている時、恐怖を感じているうちは正常な判断ができなくなるので、恐怖もまた克服すべきものであることが分かると思います。

 

 

 

感情に支配されなくなるまでは、まだ何か足りないものがあると認識し、保有ポジション量を減らし、相場経験を積むことに集中した方が良いでしょう。

 

 

勝てるようになると投資行動に感情は一切伴わなくなりますから。

 

 

 

 

 

兵士長「感情に支配されているうちは勝負に勝つことはできないが、そうは言っても経験がないうちは感情が出てしまうものだ。

 

何かスポーツをやっている者は分かると思うが、ピンチになると感情が出やすい。

 

 

しっかりとした訓練と実戦経験に基づく自信がついてくると感情による支配から解放されていくが、一朝一夕というわけにはいかないだろう。

 

地道に鍛錬を続けるしかないな。」