兵士長「前回、トレンド分析について話したが、上昇トレンドの終了時に出現するシグナルが存在する。

 

 

それは一種のテクニカル指標であり絶対ではないが、知っておくと役立つ場面があるだろう。

 

 

トレンド転換をいち早く察知するためにも、予兆となる現象を押さえておこう。」

 

 

 

 

【トレンド転換の兆しとは?】

株価の値動きは一見無秩序に見えますが、その波動はトレンドを形成しながら進んでいきます。

 

 

現在出ているトレンドを知ることで売買の目安にできことは前回お伝えした通りです。

 

 

 

前回登場したチャートをもう一度見てみましょう。

 

 

 

 

 

上図はSUMCO(3436)の日足チャートです。

 

 

上昇トレンドが下降トレンドに転換している様子が見てとれますが、問題はトレンドの転換にいつ気付くかです。

 

 

 

本格的な下降トレンドに入った後では反応が遅れてしまうため、できるだけ早く上昇トレンドの終了を察知する必要があります。

 

 

 

そんな、早期発見による早期対応が求められる場面で役に立つシグナルがあります。

 

 

 

それは、高い位置からの窓開け下落。

 

 

 

天井圏の値動きを拡大した次図を見てみましょう。

 

 

 

 

上昇トレンド発生のため、ただでさえ割高になっていた株価にある特徴的な変化が起きています。

 

 

 

25日移動平均線から大きくプラス乖離した位置からを開けた下落が起きているのが分かるでしょうか?

 

 

 

この値動きをきっかけとして、それまで継続していた上昇トレンドは崩れ、転換期の後、下降トレンドに突入しています。

 

 

 

 

窓開け下落は天井圏で観察される特徴的な値動きとして知られており、このシグナルを発見することでトレンド終了の可能性を疑うことができます。

 

 

 

次に発生するトレンドが何であるかは分かりませんが、上昇トレンドが継続する可能性は低いと考えられます。

 

 

 

このような株価の失速(ストール)現象はデイトレでもよく見られるため、テクニカルチャートを参考にする時は意識してみると良いでしょう。

 

 

 

 

兵士長「株価の値動きを完璧に読み切ることはできないが、ある程度信頼性の高い現象は存在する。

 

 

テクニカル分析に全てを賭ける気にはなれないが、投資の判断材料として使えるシグナルがいくつかあるのは確かだ。

 

 

かく言う私も、チャートを参考にする時はトレンドやシグナルなど様々な指標を総合的に判断している。

 

 

テクニカル分析の知識も知っておくと役立つ場面があるものだ。」