兵士長「『トレンド』とはただの『流行』。

 

世の中で色々な物が流行していくように、相場でもその時々で流行った銘柄に資金が移動しているだけ。

 

流行を追い求める人々の心理とその行動の結果である資金移動を忠実に描き出したグラフがチャート。

 

ここでは群集心理がいかに似たパターンを繰り返すか見てみよう。」

 

 

 

 

【天井圏特有の値動き】

熱しやすく冷めやすいトレンド銘柄ですが、今回紹介する事例は天井到達までわずか2ヶ月の急騰銘柄です。

 

 

 

 

次の図は蛇の目ミシン(6445)がトレンド化した時の日足チャートです。

 

 

 

 

 

株価は上昇開始から2ヶ月で天井に到達し、1ヶ月ほど天井圏の値動きを形成した後、失速(ストール)しています。

 

 

 

その後はトレンドが転換し、約1年かけて元の株価水準まで下降していきました。

 

 

 

上昇トレンド継続期間こそ異なりますが、この銘柄で起きている現象そのものは前回紹介したトレンド銘柄と同じことです。

 

 

 

 

そして注目すべきは天井圏の値動きまで酷似しているということです。

 

 

 

上で示した蛇の目ミシンの天井圏拡大図↓

 

 

 

長いローソク足の出現頻度が高く、値動きの上下動が大きいことなど、前回紹介した天井圏の値動きにそっくりです。

 

 

 

 

そして、一度付けた高値を更新しようとする試しの値動きも同じように観察されます。

 

 

 

 

 

一旦調整の下げをはさんだ後、高値更新を2度試みているのが読み取れます。

 

 

 

 

そして2度目の高値更新に失敗した直後、急激に失速(ストール)が起きています。

 

 

 

ストール現象が発生した後は下げ一色。

 

 

 

約1年かけて株価は上昇前の水準まで帰っていきました。

 

 

 

 

【流行は一時的なもの】

トレンド銘柄は市場からの注目度が高い時こそ値動きも華やかですが、流行が終わってしまえば一転、投資家から忘れ去られてしまいます。

 

 

 

買い手がつかなくなった株価はゆっくりとではありますが、下落の一途をたどることになります。

 

 

 

 

出来高もなくなり、板に出ている注文もまばらで売買代金も減少してしまいます。

 

 

 

そして誰も欲しがらない株を持っていても資産にはなりません。

 

 

 

トレンド銘柄が資産となりにくいことはここに原因があります。

 

 

 

一時の熱狂に惑わされないように気を付けましょう。

 

 

 

 

 

兵士長「トレンド銘柄の恐ろしい所は流行が去ってしまうと市場から忘れ去られてしまうところにある。

 

 

誰も知らない銘柄を持っていても買い手がつかないため価値は低い。

 

 

そんな銘柄を祭りの最中に高値で買ってしまったらどうなるか分かるだろう。

 

 

個別銘柄の特性をよく理解したうえで投資戦略を考えるようにしよう。」