兵士長「リバウンド戦法はとても有効な投資戦略であるため、考え方の全体像をもう一度確認しておく。

 

ここでは前回とは異なる銘柄を例にしてチャート全体を俯瞰してみよう。」

 

 

 

 

【リバウンド投資法】

相場の波は穏やかでゆっくりとした動きであることがほとんどです。

 

 

このような状態にある時、25日移動平均線からの乖離はほとんどなく、1桁台(-9~+9)を推移しています。

 

 

 

しかし、ごくまれに株価が急落し、25日移動平均線から大きく離れてしまうことがあります。

 

 

 

この高乖離状態の株価は一時的にバーゲン価格にあるうえ、高乖離直後に特有の「リバウンド現象」も期待できるため、割の良い投資対象になります。

 

 

 

そして、ただでさえ急落して高乖離状態にある株価がそこからさらに急落することはあまりなく、安全性も高い状態にあります。

 

 

 

 

次図はJT(2914)の日足チャートです。

 

 

株価の描き出す波に沿うように25日移動平均線が存在しています。(赤い線が25日移動平均線)

 

 

 

しかし、あるポイントでは株価が急落したため移動平均線から大きく離れた位置に値が移動しています。

 

 

 

肉眼でもある程度は分かりますが、乖離率は証券会社の取引ツールで正確な数値を確認しましょう。

 

 

 

この場合の高乖離は次の拡大図のように2ヶ所あることが分かるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

この銘柄では高乖離状態を発生させる株価の急落が短いスパンで2回観察されました。

 

 

 

そして程度の差こそありますが、高乖離状態直後のリバウンド現象も起きています。

 

 

 

以上のような株価特有の現象を利用した投資手法をリバウンド投資法といい、信頼性の高い手法なのですが、気を付けるべきことがあります。

 

 

 

それは、リバウンド投資法もテクニカル分析の一種であり、必ず勝てるわけではないため、ベースに投資戦略が必要不可欠だということです。

 

 

 

 

もしあなたがマネーゲームのつもりで投資を行っているのであれば、予想通りの動きにならなかった時は迅速に損切る必要があります。

 

 

 

 

高乖離状態は長く続くものではなく、時間が経つにつれ、乖離率は0に近づいていきます。

 

 

 

予想通りのリバウンド現象が起きないからといって、買いポジションを持ったままだと更なる下げに巻き込まれてしまうこともあります。

 

 

 

 

次図はIHI(7013)の日足チャートです。

 

 

 

 

高乖離状態でも買いが付かなければ、株価はダラダラと下げて行き、乖離も小さくなり、更なる下げに巻き込まれてしまうこともあるので注意しましょう。

 

 

 

 

兵士長「ここではリバウンド現象の確認を行うとともに、リバウンドしない事例(IHI)も見ることで、どんなに信頼性が高い現象でも絶対ではないことを認識すること。

 

 

IHIに買いを入れて損切りしなければ悲惨な結果になることが分かるだろう。

 

 

マネーゲームは一度のミスで資金が吹っ飛んでしまうので特に注意しよう。」