「底練り」というテクニカル現象をご存じでしょうか?

 

 

ここでは、テクニカル投資法の一つである、底練りからのリバウンドを狙った仕掛けをご紹介します。

 

 

 

【底練りリバウンド投資法】

 

まず、「底練り」とは下図赤丸のような場面を指します。

 

 

 

大陰線で大きく下げた後、10日程揉み合っていますが、その後上昇に転じ、株価は10%を超える上昇を見せています。

 

 

 

 

この揉み合っている状態の時に買いを仕込み、上昇を狙う方法を、底練りリバウンド投資法と言います。

 

 

 

 

上図の3本の赤ラインの真ん中のライン(925円)で買いを仕込んだとします。

 

 

 

株価が下のライン(仕込み価格から-3%となる897円)に達したら損切り、上のライン(仕込み価格から+10%となる1018円)に達したら利確、と計算すると、リスクレワード比は3以上あるので上手く仕込めれば十分割に合う投資になると考えられます。(3回に1回成功すれば儲けとなるため)

*投資戦略はあくまで一例

 

 

 

 

一般的に、揉み合う期間が長ければ、その後株価は大きく動くことが多く、底練りリバウンド投資法は短期間で利幅を狙うのにはうってつけです。

 

 

 

しかし、いくつか注意点があります。

 

 

 

こういった、株価が上がるか下がるかを予想するタイプの投資法を使う時、あなたが意識すべきことは主に、

 

①できるだけ有利な約定値を取る

 

②リスクレワード比(見込み)を計算する

 

③予想が外れた場合、迅速に損切りする

 

の3つです。

 

 

 

 

【底練り中に仕掛ける】

まず①ですが、この場面を底練りと判断し、底練りリバウンド投資法を行うことを決めた場合、買いを仕込むのはチャート上で明確な上げが始まる前までであり、上昇するかどうか分からない時に勝負に出る必要があります。

 

 

 

 

これは底練りのように見えますが、本当に上昇するかどうかはまだ誰にも分かりません。

 

 

 

しかし、誰も結果が分からないからこそ、あなたはここで勝負に出る必要があります。この段階で仕込めてこその投資であり、この手法で勝つために、この仕込みは必須です。

 

 

 

 

初心者がよくやりがちなのは、確実に上げ始めてから、後を追うようにエントリーすることですが、この「追っかけ商い」ではリスクの割にリターンが少ない、つまりリスクレワード比が有利に取れなくなります。

 

 

 

上図のような仕掛けは完全に遅く、リスクの割にリターンが取れません。

 

 

 

 

【最高のリスクを取ること】

株価予想型の投資法においてあなたがすべきことは、安全を求めること以上に、「最高のリスクを取りに行く」ことです。

 

 

 

そのためには、株価の動向(上がるのか下がるのか)がまだ誰にも分からないうちに仕掛けを終える必要があります。

 

 

 

よって、チャート上で明確な上げを確認してから買いに行くことはもはや投資ではありません。

 

 

しっかりとリスクを取れた人だけが利益を得ることができるのです。

 

 

 

 

【リスクレワード比を見積もる】

②リスクレワード比は本来勝率と併せて考えるべきですが、私の場合は少なくともリスクレワード比3以上が見込める投資でなければしません。

 

 

底練りからのリバウンドは大きく上昇することも多く、リスクを取るだけの価値があると考えられます。

 

 

 

 

【損切りで資金を守る】

③株価予想型の投資法で、予想が外れた場合、対処方法がないのであれば損切りは必須となります。

 

 

勝率33%で良いのでダメな時はさっさと損切って、次のチャンスを待ちましょう。

 

 

この手法を実行するためには、日足チャートを日々監視する必要がありますし、人より先に動くための決断力、また結果が分かるまで待てる忍耐力、底練りを見抜く選定眼、損切りできる意志など、かなり多くの要素を必要としますが、底練りリバウンド投資法は短期間に大きなリターンが狙えるというメリットも持っています。

 

 

 

そのため、底練りはテクニカル投資法をやりたい人には魅力的なチャート形です。