兵士長「前回紹介した『トレンド銘柄』は似たパターンのチャート形を描くことが多い。

 

 

それは相場参加者の心理状態が資金の出入りという形でチャートに見事に反映された結果である。

 

 

相場では似た現象が繰り返し起きている。危機回避のためにも基礎知識はしっかり身に付けておこう。」

 

 

 

 

 

【天井圏独特の値動きとは?】

株価は上がれば下がりもする。

 

 

 

永久に上げ続ける株は存在しない。

 

 

 

前回紹介したトレンド銘柄は特に熱しやすく冷めやすい性質をもっており、資産にしようなどと考えて手を出すとひどい目に遭うので注意しましょう。

 

 

 

さて、そんなトレンド銘柄では、株価が天井圏に達した時、その値動きは独特の波形を描き出すことが多いのです。

 

 

 

相場慣れした者が見ると「天井圏では?」と察知することができるのですが、相場経験の少ない初心者は特にこの「天井圏の値動き」に惑わされやすいため注意が必要です。

 

 

 

 

 

次の図は前回紹介したトレンド銘柄、ラオックス(8202)の上昇から下落までの2年間を記録したチャートです。

 

 

 

 

 

 

赤丸の天井圏にあたる値動きだけ独特の動き方をしているのが分かるでしょうか?

 

 

 

 

拡大してみると次のようになります。

 

 

 

 

 

 

長いローソク足の出現頻度が高く、値動きも上下に激しく波打っているのが読み取れるでしょうか?

 

 

 

これはトレンド銘柄では特によく観察される天井圏独特の値動きです。

 

 

株価は何度か高値更新を試みていますが、もうこれ以上の上昇ができない様子が見てとれます。

 

 

 

調整の下げの後、2度高値を更新しようと頑張っていることが次図の矢印部分から読み取れます↓

 

 

 

 

 

 

意識して見てみると、高値更新を2回試みていることが分かると思います。

 

 

そして2度の高値更新失敗の後、株価は力なく失速(ストール)しています。

 

 

 

この天井圏独特の値動きが観察された後は、これまで1年にも渡って続いてきた上昇トレンドが一転、下げトレンドへと転換しました。

 

 

 

トレンドが転換してからは下げ一色となり、上昇前の水準まで帰るのは早く、それから株価に上昇の兆しは見られません。

 

 

 

 

このようなワナを避けるために知っておくべき事は、

 

 

①トレンド銘柄の存在と性質

 

②トレンド銘柄は天井圏で独特の値動きが出現することが多い

 

 

前回述べた①に加え、②天井圏の値動きを知っておけばワナを回避できる確率は高まります。

 

 

 

天井圏では華やかな値動きを見せるため、初心者は特に注意しましょう。

 

 

 

 

兵士長「天井圏の値動きによる『ねこじゃらし効果』に飛びついたら最後、その後は下げていくだけなので打つ手なしという状況に陥ってしまう。

 

 

これを『必殺高値掴み』というので覚えておこう。」