【お月見投資法】

昔から人々は相場で利益を上げるため、株価の波動を読むことに心血を注いできました。

*本来、株価の値動きを予測しようとすること自体ナンセンスであり、どのような値動きでも勝ててこそ資産は構築できます。

 

 

投資初心者はテクニカル分析、ファンダメンタルズ分析など、値動きに関わる数多くの指標を学ぶでしょうが、これらは値動きを分析し、未来の株価を予想しようとする試みです。

 

 

 

テクニカルやファンダなどの指標は根強い支持者がいますが証拠不十分と見なされたマイナー指標は「アノマリー」と呼ばれています。

 

 

 

値動きとの関連性の根拠が不明確なものをアノマリーということは前回話した通りですが、その中でも特に意味不明なものに、「満月になるとトレンドが転換する」というものがあります。

 

 

 

私は基本的に怪奇現象などのオカルト系は信じないタチで、特に投資行動は明確な根拠に基づいて行うため、相場で自らが取る売買行動の根拠を月に一任することなど考えたこともありませんでした。

 

 

 

月の満ち欠けによって相場の波が変化するなど、オカルト以外の何ものでもないとは思いますが、満月が出産に影響を与えることが証明されているため、このアノマリーは一笑に付すことはできないのかもしれません。

 

 

 

相場の波は人によって形作られていることを考えても、月の満ち欠けが人のバイオリズムに何らかの影響を与えるのであれば、月による相場への干渉もなきにしもあらずと考える他ないでしょう。

 

 

 

それにしても、人々の値動きを「予測すること」に懸ける熱意は相当なものです。

*大切なことなので繰り返しますが、株価を予想しても思うようには当たりません。どのような値動きが出ても勝ててこそ、勝ち続けることができるのです。

 

 

何かのパターンを発見し、それを法則に持ち込もうとするのは人の本能的なものなのでしょうが、まさか月まで引き合いに出してくるとは恐れ入りました。

 

 

 

この国では思想・良心の自由および行動の自由が保障されているので、何を根拠に投資しようがその人の自由ですが、この「お月見投資法」でも、ベースにある投資戦略がしっかりしていれば十分勝てるでしょう。

 

 

 

そういう視点からすると、テクニカルもファンダも月と大差はなく、アタる時もあればハズレる時もあります。

 

 

 

信じるものは人によって様々ですから、月の信者からすればテクニカル信者やファンダ信仰は奇怪に見えるのかもしれません。

 

 

 

自分の判断は正しいと思いがちですが、こうしてみると人の考えは多様だということを改めて実感できます。

 

 

 

数えきれない程の人たちが各々の考えをもって相場に関わり、値動きの波を形作っていくことから、相場はまさに思想のるつぼと言えるでしょう。

 

 

 

 

兵士長「相場に限らず何が正しいかは勝った者が決めことだから、月を見て投資しようが個人の自由だと思う。

 

 

まあ、私はテクニカル派なので『投資手法+テクニカル』という組み合わせで十分だし、月を見て決める気にはなれないため、このアノマリーは検証したわけではない。

 

 

月を信仰したい者だけ、この「お月見投資法」を試してみるとよい。」