株の基礎知識

旭化成(3407)の暴落を空売りで利益に換えるための全手順|技が決まれば20%くらいはいけます。

空売りチャンスとして次の2つは有名です。

・高い位置での大陰線

・高い位置からの窓開け下落

この2つはテクニカルチャート上での空売りサインとして知られています。

この記事で紹介する旭化成(3407)ではこのサインが2つとも出現していますよ。

投資の基本方針

まずは今回の投資における基本方針を説明しておきます。

【基本方針】

・リスクレワード比が高い(と考えられる)ときだけトレードする

・トレードスタイルはスイングトレード

・14:30頃に3~5分くらい見るだけ

・ポジション保有時は損切り注文orトレイリングストップ注文を入れる

・仕掛ける理由、許容リスクを明確にする

・買いだけでなく、売りでも攻める

・上手くいかない場面も多くトレーニングする

まずは、なぜこのような方針になるのか説明します。

 

リスクレワード比が高い(と考えられる)ときだけトレードする

株は明らかに有利なときだけ戦うことが重要です。

大きな見返りがないのに、ムダにリスクを取るようなことはしません。

 

トレードスタイルはスイング~中・長期投資

ザラバを監視し続けるデイトレは目が疲れる&時間の自由がありません。

「自由」でなくなることはせず、トレードに要する労力が少ない方法を選択します。

 

14:30頃に3~5分くらい見るだけ

この時間帯は値動きも(朝一よりは)穏やかで、ゆっくり考える時間があります。

また、ポジションを取った場合は持越しになるため目先の利益に惑わされることも少ないのが特徴です。

 

ポジション保有時は損切り注文orトレイリングストップ注文を入れる

このトレードはテクニカルサインを基にした売買なので、タイトな損切りが必要です。

 

仕掛ける理由、許容リスクを明確にする

トレード理由&許容するリスクを明確にすることは基本です。

 

買いだけでなく、売りでも攻める

空売りを使いこなせると技の引き出しが増えます。

また、株価は下げが早いので適切な場面で仕掛けることで効率よく利益が積み上がります。

 

上手くいかない場面も多くトレーニングする

上手くいかない場面の方が圧倒的に多いのが投資です。

思い通りにならない場面を多く経験することで、投資で最も重要な防御力を高めることができます。

 

旭化成の暴落狙い

今回のテーマは旭化成の暴落です。

1年以上かけて上昇した株価はたった3ヶ月で元に戻ってしまいました。*旭化成(3407)の日足チャート(証券ツールで実際のチャートを見てみましょう)

「暴落」と書いてありますが、これは「当然起こること」です。

*上がった株が下がる光景は相場で何度も見かけます。

では、この暴落を取りにいきます。

トレードは次の5Stepで行います。

Step1.様子見

Step2.兆候

Step3.リスクを考える

Step4.仕掛け

Step5.決着

 

Step1.様子見

仕掛けるタイミングは自分にとって有利な場面だけです。

何でもない場面では決して仕掛けず、様子見を行います。

*トレードの99%は「様子見」の期間です。何の変哲もなく、大きなチャンスがない場面では関わらないことが正解です。

*多くの人が負けるのは「明らかに有利とはいえない場面」で仕掛けるからです。

実は、この「待ち」ができるかどうかが第一ステップなのです。

 

Step2.兆候

仕掛けを考えるのは何らかの「兆候」が出現した時です。

テクニカル分析では「シグナル」というやつですね。

今回は長期間上げ続けていた銘柄の下げ狙いなので「下げる兆候」を確認することが必要です。

この場合、下げが始まる兆候はチャートにはっきりと出現しています。

・高い位置での大陰線

・高い位置での窓開け下落

チャートを拡大すると次のようになっています。*実際のチャートを確認してみましょう。

暴落のサインが2つも出ているので、ココが仕掛けのタイミングです。

 

Step3.リスクを考える

空売りを仕掛けることを決めたら考えるべきは「リスク」です。

どれだけ儲かるか?を決めることはできませんが、リスク量なら自分でコントロールできます。兆候①を確認した時点での株価は1610円です。

直近の高値が1765円なので、ここを損切りラインに設定したら約10%の資金をリスクにさらすことになります。

空売りでのリターンは20%もあればいい方なので、10%のリスクは取り過ぎです。

私なら全資金量が100万ならとりあえず20~30万くらいを打診で入れますね。

30万なら10%やられても全資金量の3%ですから大きな痛手にはなりません。

そして、株価が思い通りの方向に動き出せば追撃する方法を取るでしょう。

 

Step4.仕掛け

①の終値で仕掛けを打ちます。

*第二選択:②の始値で仕掛け

仕掛けが打てたら逆指値注文を入れて放置です。

結果は誰にも分からないので、相場を見ても意味がありません。

遊ぶなり仕事なりさっさと別の行動に移りましょう。

*時間も貴重な資源です。

 

Step5.決着

早めに同値撤退ラインを引くのは一長一短あります。

・初めに設定した逆指値で放置

・すぐに同値撤退ラインを設定

いずれの方法も結果次第になります。

ただ、やってはいけないのはすぐに利益を確定することです。

これをすると勝負をした意味がなくなるので、防御に徹して放置しておきましょう。

まとめ

投資では「激アツ」のときだけ参戦する姿勢がとても重要です。

*ムダなリスクをとると資金が減ります。

またいずれ似たような場面が出現するので、しっかりと備えておきましょう。